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甘えたデー *成神 *甘

ドンッ

「!?」

背中から何かがぶつかった
というか抱きついてきた
翼兎先輩が

「…翼兎…先輩……?」

ぎゅうぅ
俺の腹に回された腕の力が強くなった
更に髪までこすり付けてきた

「(…かわi…ってそうじゃなくて!!)…どうしたんですか?」

「…にゃー」

…こ・の・ひ・と・は!!
俺は失神しそうなのを抑え先輩を剥した

「けんちゃん…」

あぁ、そうだ
この独特な呼び方
今日はあの日だった

先輩の

甘えたデー






「はい」

俺は先輩に紙パックの苺牛乳を渡した
俺たちは場所を変えて今屋上に来て座っている
まぁ、授業なんて大丈夫だろう

「ありがと」

先輩はちゅーと飲みながら俺の肩に頭を乗せる
先輩の甘えたデーというのは今に始まったことじゃない
頭良し、ルックス良し、信頼度も高い先輩には一つ欠点(?)があった
人にあまえたがりという事
まぁ、帝国イレブン限定だが
昔は毎日のように部員を捕まえては甘えるという行動が日常だった
ただそれだと(俺たちの)身が持たないので鬼道先輩が『一ヶ月に一回で特定の人』という条件を出したのだ
それで選ばれたのが俺だった
吉なのか凶なのか…

「あのね、今日さっきゅんがね」

「あー、佐久間先輩っすか」

因みに甘えたデーの先輩は部員を変わった呼び名で呼ぶことが多い

「ん、俺が考え事してたら見事当てたんだよ?凄いよねー」

「つかそれより何考えてたかそっち知りたいっす」

「えー?知りたいの??」

先輩は再び俺に抱きついてきた
今度は剥さない

「知りたいっすよー」

「……の…」

俺の胸に顔を付けボソボソ言ってる
よく聞こえない

「翼兎せんぱーい、もう一回」

「だからぁー」

先輩はパッと顔を上げて赤らめながら二へへッと笑い

「けんちゃんのこと―」






スイマセン
勘違いしていいっすか?





「えっと…鬼道がゆっちーで佐久間がさっきゅん、源田がこぅにゃん、そんで辺見がわたりゅんで咲山がしゅうちん、成神は特別だからけんちゃんだよ!」

「あざまーす(やべぇ…超嬉しい)」

















*あとがき
はい、意味不ーwwww
当初はこんなハズじゃなかったんだけどなー
何処で狂ったんだろう…
あぁ!
最初からwww←

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あきゅろす。
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