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お手を取ってワルツを *秋 *切 *NL

久しぶりに翼兎君が私の家に遊びに来た
素直な感想は嬉しい

「やっぱ秋ちゃんの部屋キレ―」

「そんなことないよ」

「いや、俺よりは綺麗だね」

当たり前でしょう
貴方が来るから一生懸命掃除をしたのよ

「あれ?コレなに??」

翼兎君は私の机の上からトップコートをとって私に聞いてきた

「もー、人のモノ勝手に弄らない!」

嘘、もっと触って
貴方の印をつけて
私は翼兎君の手からトップコートを取り上げる

「ゴメンゴメン、で何ソレ?」

「トップコートっていう…簡単に言えば透明のマニキュアかな?」

「へー、つけてどうなんの?」

「女の子は爪の先まで綺麗にしていたいのよ」

「ふーん」

「塗ってみる?」

「え?いいの??」

「うん」

私は蓋をはずし翼兎君の爪に液体を塗っていく

「翼兎君の指って細いのね」

羨ましい

「えー…そっかなぁ」

「うん、翼兎君カッコいいから」

「いやいやいや、豪炎寺とか鬼道に比べたら」

知ってるのよ
毎日下駄箱に手紙が入っているの

「そんな事ないわよ…っと、できたよ」

翼兎君の全ての爪を塗り終わった
凄く緊張した
当の本人はそんな事知らずに塗り終わった自分の爪を「スゲー」等とキラキラした目で眺めている

「へっへへー」

「なぁに?」

「ちょー嬉しい」

「?なんで??」

「だってー、秋ちゃんとお揃いジャン♪」

いや

「もー、そんなことで?」

「うん。すっげー気に入った」

やめて

「俺これからずっと」

やめて
これ以上私の

「ずーっと」

私の心を

「秋ちゃんに」

乱さないで

「トップコート塗ってもらうんだ」

そう言って何も知らない貴方は

「だけど乾くまで触っちゃ駄目だからね」

私の前に魅惑の手を差し伸べる

「はーい。あ!」

「どうしたの?」

「河原に散歩に行かない?」

今の時間帯なら夕日が綺麗にでる時間だ
断る事も出来たのに

「うん」

意気地のない私は

「いいよ」

そういって彼の手を受け取るのだ



私がボロボロだと知っても尚
貴方は強引に私を連れ出して
「もぅ、踊れない。」と言えないのを良い事に
私を更に壊していくのだ




このワルツに


終わりはあるの?





















*あとがき
初☆NLデス
スゲー楽しかったwww←
おにゃのこはマジで可愛い!!
今度は甘を書きたいが…
出てくる妄想は切ばかりwwww

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