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美味しいだろぉ? *不動 *兄弟 *甘
※不動は高校生


「うわぁ〜〜〜〜ん」

「泣くなよ!」

「だって、だって…グスッ」

「別に俺がどうしたっていいだろ!」

「俺のー!楽しみにしてたのにぃ!」

あぁ…うっせぇ
事の発端は俺が弟の翼兎が楽しみしていたプリンを食べてしまったことだ

「ったく、中三にもなってプリンで泣くとか…どんだけだよ…」

「…………」

ピタリと翼兎が泣き止んだ
…なんだ?
身構えると

「あの……あのプリンは……俺の少ないお金の中からだして買った……500円するプリンだったのに……」

「……!?」

俺は急いで容器を見た
確かにすげぇこったデコレーションされてんなと思ったら…
つか500円て!?
………ただ味は凄い地味だった

「…悪かったな」

「それを…それを」

あぁ、これはまた泣き出すパターンだ

「兄ちゃんがぁ〜〜〜〜〜〜!俺の…ヒグッ、プリッ、プリンを〜…うわぁ〜〜〜〜〜〜ん!!」

やっぱりな
つか中三の男が泣くなっつの
…可愛いけど
仕方ねぇな

「翼兎、来い」

翼兎は俺のところにトコトコ泣きながらきた
俺は翼兎と向かい合い翼兎を膝の上に乗せた

「ひっく…グスッ……俺の…俺のプリッ、グスッ」

「……そんなに食いたったのかよ?」

「……うん」

「じゃあ、食べさせてやるよ」

俺は「えっ?」という翼兎の口を塞いで舌を入れた

「ん、兄ちゃ…ふぁっ、んぁ…ん」

歯裏を舐めあげる

「ん、やぁ……ぁ、ん…」

口を離すと銀色の糸がつぅっとつたった

「はぁ…はぁ…」

翼兎の顔は赤くなっている
コテン
翼兎は俺の肩に顔を埋めた

「……兄ちゃんずるい…」

「味わかっただろぉ?」

翼兎は俺の肩で首を横にフルフルとふった
髪の毛がくすぐったい

「なら、今度買いたいだけ買ってやるよぉ」

俺の横で翼兎の頭がうなずくのがわかった















*あとがき
兄ちゃん欲しいという欲望からお送りしておりますww
いやぁ、昨日のプリンは旨かったぁ
おかん感謝

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あきゅろす。
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