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君がいれば無敵 *照美 *ホラー?甘

「はぁっ、はぁっ」

僕は走っていた
此処が何処かもわからない
だけど走っていた
何故走らなければならないのかもわからない
だけど僕は逃げなければならなかった
なにから?
だけど僕は知らない
振り返る気にもならない

「はぁっ、はぁっ」

足を止めることは許されない
そんな風に言われながら追われている気がした
兎に角走った
追いつかれないように
でもそんな中なにから追いかけられてるのか少し興味があったのがいけなかったのか

僕は

見てしまった

すこしだけうしろを

ちらり






「…ぅっ、うわぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!!」

僕は走った
見てしまった
知ってしまった
ついに
とうとう

僕が

見たのは

右手に鉈を持って

走る














翼兎の姿











…………―って言う夢を見たんだ」
「人を勝手にヤンデレ化させるな」
「でもね、夢に出てくるのは好きな人とか望んでるっていう意味なんだって」
「ふーん」
「僕今日翼兎の家に行きたいなぁ」
「だが断る」
「なんでそんなに冷たいんだよ!酷いよ!!翼兎は僕が嫌いなんだね!!うぇーん」
「ぇ、ええええええちょ、そんなことで泣くなよ!?」
「じゃあ行っていい?」
「泣き止むの早っ!!?」
「だって…折角夢で好きな翼兎を見られるのに、怖い夢なんて見たくないじゃん」
「…」
「それに一緒に寝たらもう一生見ない気がするんだ」
「………あー、もうわかったよ!」
「ぇ…いいの?」
「き、今日だけだからな!」
「うん!!」


君と寝て怖い夢なんて見ないさ

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あきゅろす。
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