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兄弟の絆 *源田 *?
※短いです※兄弟です


「……………」
「翼兎、ごめんな」
「……」

俺は今怒っている
ものすごぉく怒っている
事の発端は兄さんが俺のマグを割ってしまったのが原因だ
アレが兄さんからもらった大切なマグだった事を兄さんもよく知っている
だけど普段の俺ならいつもは直ぐに許す
しかしこの頃兄さんは俺に構ってくれない
そりゃあ…サッカーとかサッカーとか…サッカーしかないけど、大変なのは知ってるけどさ
なので俺はその分も入れて拗ねているのだ
今日はこのまま拗ね続けてやるんだからな

「翼兎…」

そろりと兄さんが顔をのぞく
不安そうな顔がとてもかわいい
しかし許せないので俺はぷいと違う方向に顔をそらし頬を一層大きくふくらます
しらないもんね

「…ぅ、っく……うぇ…」
「………!?」

嗚咽が聞こえるのでちらと兄さんを見ると
なんと兄さんは泣いていた
美形って泣き顔もカッコいいんだなと感心する

「翼兎、翼兎…ゴメンな、ごめ、ん…っう」
「兄さん、泣かないで」
俺は自分の袖を兄さんの目元に持っていく
温かい液体が少量俺の袖を濡らしていく

「ごめっ、ぅっく…」
「もういいから」
「…ゆ、るして…くれ、っく、るのか?」
「…うん、でも!」
「??」

俺は兄さんの目をまっすぐ見る

「これから俺と一緒にマグを買いに行くこと!そしたら許したげる!」

兄さんの表情がふにゃりと変わりやわらかな笑みがこぼれた
さぁ、外はまだ寒いから手を繋いで買いに行こう
俺たちは兄弟なんだからさ













*あとがき
本当は兄弟でギャグにするつもりだったのですが…まぁ、今度書くことにします←
なんでマグかというと先日卒業式でプレ交換したときにマグを貰ったのです、てことで(笑)
でもそのマグのデザインは面に隙間なく「逃げちゃダメだ。」と印刷されてました…つか何から?^p^

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あきゅろす。
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