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足りない *咲山*カニバリズム
※カニバリズムです、カニバリズムをちゃんと理解してからお読みください
※咲山さんじゃないです、病み山さんです
※すべてを許せる方のみ閲覧OKです
※これを読んだ後でなにかがあろうと管理人は一切責任を取りません





怖い

「!……修二?」

こわい

「どうしたんだ?こんな時間に」

俺は

「?しゅっ!!…んっ、はぁ、んぁ」

お前を

「はっ、い、いきなりキスすんなよ!」

愛しすぎて

「翼兎…」

「…どうした?修二」

怖い

そして俺は金属バットで翼兎の頭を殴った




ボガッ






俺は翼兎が好きだ

今でも好きだ

しかし俺は怖くなった

翼兎は俺の愛で壊れてしまうんじゃないか…

なんて

ならどうしたらいいのだろう

考えてるうちに俺の頭の中に一つの案が浮かんだ




愛しすぎて怖いのなら

翼兎を



俺と一つにすればいい




そして今の俺の行動に至る

サラサラな髪の毛

キメ細やかな肌

女のように長い睫毛

どれをとっても翼兎に勝るものなんていないだろう

俺は近くのナイフをてにとった

中学生の力なんてたかが知れてるだろうが俺の愛がそんなものに負ける訳がない

俺は刃を翼兎の首に押し当て


そのまま押した


ザグッ


顔に翼兎の血がつくのがわかる

心地いい

だけどまだ足りない

だが押しが弱かったのかまだ切断しない

俺は全体重を預けた

翼兎の頭と体が離れた

俺は自分のマスクをとった

そして翼兎の頭を優しく持ち上げる

翼兎の頭がどんどん熱を失っていくのがわかる

そして俺は翼兎の口にキスをした

ひんやりとしている

つけるだけの淡いキス

一通り堪能したところで翼兎の体に目を向ける

あぁ…なんてきれいなんだろう

だけどまだ足りない

俺は切断した首から歯で肉を喰いちぎった

ブチッ

すこし固くなってきているようで顎が若干疲れた

口に含んだ瞬間俺の口内の肉はとろけるように美味だった

なんて美味しいんだ

そして翼兎が俺のモノになっていくことがとても幸せだった

だけどまだ足りない

俺は夢中で喰い続ける

全て喰い終わり骨だけになる

腹は膨れているが俺自身はまだ足りなかった

もっと…もっと、翼兎を愛したい

俺は目を穿り出した

骨のせいか抜きにくい

しかしなんとか二つとも取り出す

そして皿の上にソレを乗せ鋏で翼兎の髪の毛を切る

ジャギッ

口に含む

人は一定の髪の毛を口に含むと吐き気を催すと聞いた事がある

だが俺の愛がそんなものに負ける訳がない

しかもそれすらも幸せだと言える

だけどまだ足りない

そして頬の肉にもかぶりついた

なんて、幸せなんだろう

俺は翼兎の肉を堪能した

翼兎の顔を食べ終え皿の上のソレを口に含む

コロコロと舌で遊び奥歯でグシャと噛み潰す

苺を食べたかのようだ

そして全てを飲み込んだ

腹は十分膨れている

俺は幸せでいっぱいだった

翼兎の骨の上に寝転びそっと目を閉じた

……大好きだ、翼兎

何処からか聞こえる翼兎の声を待って












*あとがき
ノーコメントで

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あきゅろす。
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