宇宙の扉
2
未「「…まぁいっか。むこーでもお母さん(ママ)達好き勝手だろーし」」
未「あったあった、石段」
「あ、これかな?石段」
未「「え」」
「未夢?」
未「綺羅?」
未「「え――――っっ!」
未「なんで綺羅がここに?引っ越したのってここだったっけ!?」
「ここじゃないけど、そっちこそ何で!?わー♪一年と少しぶりだね〜♪」
未「本当、こんなとこで会えると思ってなかったー♪」
「そういえば、そんな大きい荷物持って、どうしたの??」
未「綺羅こそわたしとそんなに変わらないくらいの大きな荷物、どうしたの?」
「ここに今日からお世話になるの。私の両親がNASAに行っちゃって。預かってもらうところがこの西園寺さん」
綺羅がため息をつきながら言う。
そこで綺羅は気づく。
「(あれ…?確か、未夢のお母さん、未来さんもNASAの宇宙飛行士じゃ…
それに、未来さんたちが家にいるなら、西園寺さんじゃなくて、そっちにたのむわよね…?)」
未「…うっそ!!わたしもまったく同じっ」
少し興奮気味に未夢が言う。
「やっぱり!!じゃぁ今日から私ら一緒に住めるんじゃん!やった――♪」
未「わーい!実は少し緊張してたんだよ〜(笑)心強いねぇ〜」
「ねぇ〜(笑)私も緊張してたんだぁ〜><」
そんな会話をしながら2人は石段を登った。
お寺と分かったときに未夢が何かすごく残念そうだったけれど。
未「「こんにちは!今日からお世話になります!」」
宝「おぉ、よく来たのぉ。今部屋を案内するからの」
そういわれ、宝晶について行く2人。
「何か、旅行気分(笑)」
未「わたしも思った(笑)」
すると、どうやら部屋についたらしく、宝晶が口を開いた。
宝「ここが綺羅さんの部屋、隣が未夢さんの部屋じゃ」
未「「隣で良かったね」」
宝「今日は遠くから疲れたじゃろ。良かったら夕飯前に風呂でも入ってきなさい」
そんな気遣いを入れながら微笑む宝晶に2人は安心する。
「(宝晶さん、やさしそーで良かった♪)」
未「綺羅ー。一緒に入んない??」
「いいね!入ろ♪」
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