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宇宙の扉
1
「――…なっ…アメリカ!?」

朝、涼風家では綺羅が引っ越しの事を告げられ大騒ぎしていた。

「って…私だけ残して心配じゃないの?」

正「綺羅をなれないアメリカで1人でお留守番させる方が心配だよ」

この、前髪あげてカッコつけてる(いや、実際カッコいいのだが)は涼風正樹。綺羅のお父さんだ。

来「そうよ♪なんてったってあなたのおかーさんはNASAの宇宙飛行士に。おとーさんはその科学者として選ばれちゃったんだから♪」

この、ボブヘアーで可愛い子ぶってる(いや、実際まだ童顔で可愛い)のは涼風来沙羅。綺羅のお母さんだ。

来「ねっ!西園寺さんっていって、とっても敷地が広くて、見える景色もサイコーで…」

「何っで…いっつも勝手に決めちゃうかな〜」

正「なっ!!お願いだからっっ」

手を合わせてお願いのポーズをとる正樹。

「何で私だけこんなめに…」

しかし…そんなめにあっているのは綺羅だけではなく―――

―――そのころ光月家―――

未「なっ…アメリカッ!?」

未夢が綺羅と同じ反応をしていた。

未「ちょっと!わたしだけ残してアメリカに引っ越すの―――っっ!?」

未来「そ♪仕方ないでしょ未夢。あなたのママはきのー宇宙飛行士に選ばれちゃったんだからっっ♪」

未「ならわたしもいっしょにっ…」

未来「未夢♪いまやママは国民的スター!!皆が私に期待してるワっっ♪」

未パパ「パパも科学者としてNASAに呼ばれてるし、未夢の面倒がみれないからね」

「分かってくれるわよねっ!?未夢♪
そ・れ・に!未夢をあずかってもらうように、もう知り合いにたのんじゃったもの♪
西園寺さんっていってね、式地位がとても広くて見える景色もサイコーで…」

未「ちょっと…何でいつもいつも…勝手に決めちゃうのよ――――っっ!!!」

と、いうわけで―――…

未「う〜っっ何でわたしだけ…こんなめに…」

綺羅と同じ事を考えていたり。



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