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純情乙女




「おいっ、おしぼりで綱引きですかい?」


4人の中で、1番若い男の人に、声を掛けられ、
自分の状況に驚いた。


カッコイイお兄さんに、おしぼりを渡すどころか、見取れてしまったばかっりに、手を離すのを忘れていた。
お兄さんも、おしぼりを受け取っているので、
まさに、おしぼりで綱引き状態だった。


『あっ、スイマセン』


あたしは、慌てて手を離した。


「いや…」


ギャーッ!
声もカッコイイんですけどーっ!!





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あきゅろす。
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