純情乙女
2
友達の紹介で、居酒屋でバイトすることになった
あたし。
コンビニ・歯医者の受付などと、バイトをしてきたけど、飲食系は初めてなので、少し…イヤかなり緊張してた。
『いらっしゃいませ…』
みんな、ジョッキを5・6個平気な顔して運んでるよ…
あたし、出来るのかな…
初日は、後片付け専門で終わった。
次の日、店の中を見回して、気が付いた。
…お客さんって、サラリーマンばっかじゃん
オフィス街の中にあるだけに、仕事帰りのサラリーマンで一杯だった。
…おじさんばっかりだよ
「花音ちゃん、3番テーブルのオーダーとってきてもらえる?」
店長に呼ばれた。
『はっ、はい。』
初オーダーだ…
先に、飲み物から聞くんだよね。
『いらっしゃいませ。
お飲み物は、お決まりですか?』
あたしは、おしぼりを渡しながら言った。
会社の上司と部下といった関係の様な4人組。
あっ、でも、おじさんじゃないや。
最後の人に、おしぼりを渡そううとした時
一瞬、手が止まった…―
…なっ、何!?この人!
ちっ、超カッコイイんですけどーっ!!
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