Silver Chain 6 俺は、蓮の体を気遣いながらも 夢中で走った。 早く、医療班と合流して とにかく、花音の元へ戻りたかった。 花音が、俺を避けている訳も、心に傷を負っている事も わかっていたのに… 向き合おうとせず、 逃げていたのは 俺だ… 今日は、なんだか、 素直に話が出来そうな 気がする… 医療班が、こっちに向かって来た。 「医療班!俺は、はたけカカシだ。重傷の暗部も一緒だっ!」 俺は、滅多に出さない 大声を上げた。 合流した、医療班に 花音から聞いた事を、そのまま伝え、 その場をすぐに立ち去った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |