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Silver Chain




…そうゆう事かぁ

あんた達、恋人?
あるいは、桜華が蓮に
想いを寄せている…


そうであれば、瀕死の蓮を置いて行く訳には、いかないよね…
ましてや、もう二度と会えないかもしれないんだから…


あたしは、蓮の止血を試みながら考えていた。


「何の為に、蓮は君を庇ったのっ!君が助からないと、意味がないじゃないかっ!」


テンゾウが、声を荒げた


しかし、桜華の決意は変わりそうもなかった。


『絶対に助ける!あたしを信じてっ!助けてもらった命を無駄にしないでっ!絶対に、絶対に、生きて連れて帰るからっ!』


あたしの、強い口調に、桜華はビクッとしたが
あたしの方を見て

「…わかりました。莎罹さんの事を信じて待っています。よろしくお願いします。」

覚悟を決めた様に、桜華は立ち上がり、あたしに一礼をした。


そして、テンゾウに支えられながら
立ち去って行った。

一度も、振り返ることもなく…





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あきゅろす。
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