Silver Chain 8 「おい、神楽、その頭、俺の真似してんのかぁ?それとも、俺に対する嫌がらせですか、コノヤローッ!」 「違うアル。昨日、すんごい雷落ちたネ。アレに当たったアル。」 アフロ頭の神楽に突っ込んだはいいが、あの雷… 「おっ、お前ぇ、あの雷が落ちた所に居たのかっ!?」 ソファーに寝転がっていた俺は、跳び起きた。 「そうアル。真選組の沖田も当たったアル。」 「真選組?どういう状況で、雷が降ってきたんだっ!」 神楽の肩を掴み、俺の勢いが更に増した。 「わからないアルヨ。カラクリ倒すのに、必死だったから、気が付いたら、この様アルヨ。 それより、銀ちゃん、痛いネ。」 「あぁ、悪ぃ。」 俺は、神楽から離れ、ソファーに沈み込む様に座った。 「どうしたアルカ?銀ちゃん、最近、様子おかしいヨ。髪の毛のチリチリが、とうとう脳まで移ったアルカ?」 「何言ってんだ、バカヤロー!銀さんは至って普通だよ。 それに、脳がチリチリになったら、シワが増えて俺、天才になっちゃうからねっ! ある意味、脳のシワがチリチリって、すっげー異人とかに、なっちゃうからねっ! ってゆーか、テメーの頭もチリチリじゃねぇーかっ!」 やっぱり、お妙を助けたって女は花音か? 「銀時っ!銀時は居るかっ!」 ドタドタと激しい足音が聞こえた。 「んだよ、うっせーなぁ!テメーが、そんな勢いよく入ってくんなんて、珍しいじゃねぇかよ。 ヅラァ。」 「ヅラじゃない。桂だっ!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |