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Silver Chain




「あぁ〜美味かったぁ。」



俺は、いちごパフェを満喫して、神楽と新八を連れて通りを歩いていた。


「あっ、姉上!」


「あら、新ちゃん。」


新八の姉、お妙が前から歩いて来た。


「どこに行くんですか?まだ、仕事の時間じゃないですよね?」


「えぇ。晩御飯のおかずを買いに。」


そう言って、広げた袋のなかには、何個かの卵が入っていた。


「あら、銀さん。お久しぶり。銀さんたちも、晩御飯、ご一緒にどぉ?」


「いっ、いや、遠慮しとくわ。」



お妙の作る料理は、食べ物ではない。


ましてや、玉子焼とくれば、真っ黒にこげて、原型を無くしてしまった、可哀相な卵だ。


「あら、そぉ?じゃあ、また今度。あっ、そうだわ。さっき、男に絡まれてたところを助けてもらったのよ。」



「絡まれた〜っ?!お前が?相手は無事なのか?」


「まあ、失礼ね。卵を持っていたから、応戦できなくて困っていたのよ。そこに、女の子が現れて…。」


「女の子に助けてもらったんですか?!」


新八が驚いて、声をあげた。


「ええ。新ちゃんより、少し年上ぐらいかしら?袴姿だったけど、とても綺麗な女の子だったわ。でも、不思議なのよ。
その女の子が、何をしたのか解らなかったけど、男達が動けなくなっちゃったのよ。」



「動けなくなった?マジシャンか何かでしょうか?」


「さぁ…。でも、真選組の沖田さんと一緒に居たから、真選組の方かしら?」



「真選組に女の子なんて居ましたっけ?ねぇ、銀さん。」



「あぁ?居ねぇんじゃねぇの?」


「そうですよねぇ…」



俺は、こいつらの話を聞きながら、一人の女を思い出していた。



…まさかなぁ


でも、まぁ、気になるじゃない。


ちょっくら真選組に、偵察にでも行こうか…





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あきゅろす。
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