[携帯モード] [URL送信]

Silver Chain




「…あいつ、いい女になるぜ。」


高杉が、木の影から姿を現した。


「わーってるよ、そんなこたぁ!それより、花音に手ぇ出すんじゃねーぞっ!」


俺は、ムキになっていた


「ククッ…さぁ、それはどうだかなぁ…
でもよ、見た所恋愛なんてした事ねぇんじゃないか。あいつ、いくつだ?」


「確か…15って言ってたなぁ」


「そりゃあ、これからが楽しみだな…」


高杉は、挑戦敵に笑った

「何言ってやがる!あいつの心は、あっちの世界に置いたままだよ。」


…多分、俺の勘が正しければな――


「そういう女を手に入れるのも、おもしれぇな」


「てめーっ!花音傷付けたりしたら、俺がただじゃおかねぇぞっ!」


「お前を、からかうのも楽しいがな…。
それより、桂が、どんな対応するかが見物だな」


「ヅラのことだ。一生懸命教えるさ。多少ズレてるがな。それが花音に伝わるかは、わかんねーけどよ。」


「そういう、お前も花音の困った姿が見たくて、桂のとこへ行かせたんじゃねぇのか?」


「…お前も、見てみたいだろ?」


俺達は、お互い黒い笑みを浮かべて
様子を見に行った。





[*前へ][次へ#]

7/9ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!