Silver Chain
5
「じゃあよ、何で高杉
助けたんだよ?」
銀時の腕が離れて
お互い、見つめ合うような格好になった。
あたしは、恥ずかしくて
俯いた。
『…何でだろ?
銀時の仲間を死なせたくないって思った。
だって、銀時の仲間ってことは、あたしの仲間でしょ?
たとえ、チャクラが尽きようと、助けたいって思った…』
「…ソレって、仲間を護りたいってことなんじゃねぇの?」
…???
そういう事なの?
ここに来る前
蓮に対する想いを
桜華に見せられてから
あたしの、感情に変化があったのは
確かだ…
それに、あたしを心配して、飛んで来た
兄貴の笑顔を見て…―
銀時の優しさに触れて…
これが
護りたいもの…――
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