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Silver Chain




『雷遁、雷流弾の術!』


パキバキバキ―――


『ふぅ、この術使うだけで、チャクラが、すぐになくなる…』


やっぱり、この世界に来て、チャクラ量が減っている。
それに、コントロールも難しい…


「何っ?!なんか、すんごい音が…って、オイッ!なんで、こんなことになってんだよっ!」


轟音にびっくりした銀時がやってきた。

目を丸くして、叫んでいる


『…薪割…みたいな?』


あたしの、雷遁で木が粉々になっていた。


「…花音がやったのか?」


恐る恐る聞く、銀時。


『…まぁね』


「もし、俺が花音に、あんなことや、こんなことをしようとしたら?」


『…銀時も、こんな感じ?』

あたしは、粉々になった木片を指差した。


「おっ、俺、ぜってぇーしねぇから!そんなこと考えてもないから」

銀時は、首をブンブン横に振り、後退りをした。


『アハハ。大丈夫だよ。人間に当たっても、こんなに、粉々にはならないよ!』


「…そういう問題じゃなくて…」


と、言いながら頭を掻きながら、あたしの横に腰を下ろした。


銀時に、この世界に来るまでの事を話してから


銀時が、特に変わった訳でもない。


気を使う訳でもなく


目に余る優しさでもなく


自然に溢れ出る


   《銀時》
が、あたしにとって


温もりだった。


安らぎだった。


あたしの心の穴は


どんどん埋まっていった




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