Silver Chain
5
『…それから、あたしも
変わった。感情を出す事がなくなって…
任務に着いている時が
一番、充実した時間だった。』
あたしは、今まで誰にも話したことのない過去を
銀時に話した。
「…花音を失う事が、怖くなったんじゃねぇの?それと…」
銀時は月を見ながら言った。
なんでもねぇ…と言って
こっちに体を向け
あたしの、髪を撫でた。
…きっと、花音の事を、女として大事に想ってるんだよ…
俺は、心の中で呟いた。
それを言えば、花音の中で眠っている気持ちを
呼び起こしてしまうような気がして
…言えなかった
「…ここでは、俺が護ってやるからよ」
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