Silver Chain
２
それからカカシは
あたしの事を、妹として育ててくれた。
…と、いうよりも
守り切れなかったサクモおじさんの替わりに
「何がなんでも守ると」
いったような、使命感に突き動かされている様な
感じだった。
「カカシ〜っ、今日の任務は、なぁ〜にぃ？」
「今日は、草むしり」
ふて腐れて答えたカカシに、あたしは、とびっきりの笑顔で駆け寄った。
「じゃあさっ、じゃあさっ！着いていって…」
「いいよっ！」
すでに、中忍になっていたカカシは、簡単な任務の時は、あたしを一緒に連れて行ってくれた。
休みの日には、忍術や体術を教えてくれた。
任務でカカシが家を空ける事があっても
寂しくなかった。
絶対に帰ってきてくれるから。
帰ってきて、ただいま
より先に
「何もなかった？寂しくなかった？」
と抱きしめてくれる
カカシが大好きだった。
［*前へ］［次へ#］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
