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Silver Chain




「おっ、居た、居た。
おいっ高杉。てめぇ花音に何もしてねぇだろーなぁっ!?」


にやけ顔の銀時が近づいてきた。


「あぁ〜んっ?こいつが来たんじゃねぇか。てめぇこそ、小娘相手に、何ムキになってんだぁ?」


喧嘩腰の二人の顔は
ニヤリと笑っていた。


こんな会話の中にも
通ずる何か…


心が通い合う


これが〈信じる〉事なのか…


「ちっ、違ぇーよっ!
花音は、病み上がりだからよ。お前のせいで、ブッ倒れたんじゃねぇか!」


「あぁ…。そうだったな花音…、もう大丈夫なのか?」


高杉が、あたしの名を呼んだ…


『…ん。あれは、病気とかじゃないから…。もう大丈夫。』


「…そうか。」


高杉は、そう言って
また、刀の手入れを始めた。


あたしは、銀時の方へ
向かった。


銀時は、何もかも見透かした様に、高杉を見ていた。
そして「ふっ」と笑みを零した。


「おい花音、あいつは危ねえ野郎だから
一人で近づくなよっ!」


どこまで、あまのじゃくなのだろう。


でも、これが、本当に信頼している仲間なんだろう。


あたしも、自然に笑みが零れた。





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あきゅろす。
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