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Silver Chain




目が覚めると、隣から
規則正しい寝息が聞こえた。


隣で、銀時が眠っていた


『…ずっと側に居てくれたんだ…』


あたしは、無意識に
銀色の髪に、触れていた


…兄貴と同じ色の髪


でも、兄貴のはサラサラで
銀時のは、フワフワしてる


同じ銀でも


違う銀


でも、異世界に来ても
銀色に関わるなんて…


あたしは、ふっと自嘲した。


「…―んっ…
  おっ、起きたか?
どうた、体の具合は?」


銀時は目を擦りながら
起き上がった。


「うん。大丈夫。それより、昨日の…」


「あぁ、高杉かぁ?あんなの、ほっときゃ治るのによ。あっ、悪ぃ。
花音のおかげで、傷は大丈夫みたいだぜ」


「じゃあ、ちょっと様子見て来るよ。」


そう言って出ていこうとしたら


「ありがとなっ」

そう言って、あたしの頭を撫でた。


なんだか、心が


ほんのり暖かくなった
気がした…




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あきゅろす。
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