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Silver Chain




「…これぐれぇ、大丈夫だ。…それより、
あの小娘は…一体何者だ?」


脇腹を摩りながら、高杉が問い掛けた。


「木の葉の里の忍だとよぉ」


理解不可能な顔の高杉と坂本に、ヅラが付け足した


「…信じられんかもしれんが、異世界から来たらしい…――」


そしてズラは、今までの
いきさつを二人に話した


「ククッ…そんな話、信じられるかっ!天人じゃねぇのか?」

高杉は、鼻で笑った。


「いや、天人という言葉自体、知らなかった。
あの時の驚き様は、嘘とは思えん。」


「実際、俺達と一緒に戦っているんだぜ。しかも舞う様に、倒していきやがる。強ぇぜ、あいつ。それに、てめぇ、あいつの力で助けてもらってんじゃねぇかよ。」


「…確かに、手を当てられてただけで、触れてはなかったなぁ。それに、傷口が暖かくなる感じがした…」


高杉は、腑に落ちないが実際に、自分の傷が治っているので、認めざるをえないといった感じだった。


一方の坂本は、

「可愛い娘が居るっちゅうだけで、嬉しい事じゃきにぃ」

などと、脳天気な事を言っている。


「とにかく、俺が仲間に誘ったんだからよ。俺の目に狂いはねぇんだよ」


スヤスヤと眠る花音の頭を撫でながら
俺は、強引に納得させた




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あきゅろす。
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