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Silver Chain




誰かが、負傷したという
叫び声が聞こえて
慌てて、下に降りた。


『どんな具合?』


脇腹から血を流した男が意識を失って
横たわっていた。


『ちょっと、見せて?』


あたしは、その男の脇腹に手を当て、チャクラを流し込んだ。


「おまん、何しよるっ!」


俺は、止めようとする、坂本を制した。

「大丈夫。あいつは、仲間だ。忍術使えるらしいから、傷、治せんじゃねぇか。」

「本当か?!金時っ!」


「だから、銀時だっつーのっ!だまって、見てろ!」


と、いいつつも
実は、俺も半信半疑だった。


傷口に当てた花音の手の周りが、緑色に光出したかと思うと
出血が止まった。


花音は、緑の光を放ち
手を当て続ける


『…もう少し…』


「…うっ…―」


「高杉っ!意識がもどったか?」


俺は、高杉の側に駆け寄った。


「…ククッ…何て面してんだよぉ…」


『…よかった…
傷は、塞がってるけど、まだ痛みは残るから。無茶すると、傷口開くよ…』


そう言って花音は倒れ込んだ。


「っーつか、お前が倒れて、どぉすんだよーっ!」


俺は花音を抱き上げた。


『…大丈夫。チャクラを使い過ぎたダケ…
横になってたら治るから…』


花音はそう言って
俺の腕の中で
そのまま意識を失った




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