Silver Chain
8
あたしは、木の葉での立場。
ここに来るまでの経緯
…もしかすると
空間移動…
異世界から来たかもしれないという事
全てを話した。
桂は、驚きながらも
真剣に聞いてくれていた
そして、あたしが今居る場所で
起こっている事
桂達が戦っている事を
話してくれた。
「――…と、いう事は、お前、仲間になれよ。」
見計らったように
銀時が入ってきた。
驚くあたしを、気にもせず
「どーせ、行くとこ
ねぇんだろ?それに、
この状況の中、小娘一人ほっぽり出すなんてこと出来ねぇしな。」
確かに、言う通りだ。
事実、ここを出たところで、行く宛てなんてない
それどころか、自分が居る場所でさえ、わかっていないのだから。
『…でも』
「あ゛ーっ、もう、いいから。とりあえず、ここに居ろっ!わーったなっ?ほらっ、飲め」
有無を言わさず
銀時が、お茶を出してくれた。
「そーいやぁさぁ、お前名前は何つーんだ?」
『…花音』
「そーかぁ。花音かぁ。
…よろしくな。花音」
隣で桂が
笑みこぼしていた
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