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Silver Chain




「まぁまぁ、落ち着け。それよかぁ、体の具合はどぉなんだ?
見た所、怪我とかは、なさそうだけどよ。」


相変わらず、マイペースな銀時だが、

どうやら、気遣ってくれているようだ。


『…怪我は、ない。』


「そぉか。じゃっ、茶でも入れてくるわ」


そう言って出て行った。


…拾ったクセに
無関心か?


あたしは、銀時が出て行った後も、そこを見つめたまま、ボー然としていた。

そんなあたしの様子を察した桂が、口を開いた

「あれでも、お主の事をかなり心配しておったんだぞ。」

『そうなの…迷惑かけたみたいね…
…あの…その…―
 ありがとう…』


身元も解らない、ましてや、敵かもしれない
あたしのことを

助けてくれて


今も、こんなに気遣ってくれて…


素直に



うれしかった…―


『あのさ…信じてもらえるか、わかんないけど
あたしの話、聞いてくれる?』





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