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Silver Chain





「先輩っ!大変ですっ!」



暗部の面を付けた男が、俺の了解も得ずに、部屋に飛び込んできた。



「な〜によ。俺、さっき長期任務から帰ってきたとこなんだけど。」




面を外した男は、呆れ顔で言った。




「先輩、僕がこんなに慌てているのを見て、事の重大さを理解してください。」




確かにそうだ。



テンゾウが、こんなに慌てて来るなんて、余程の事があったんだろう。



しかし、長期任務から開放され、ようやく眠りについた俺の頭は、全く機能していない。




「サスケが、例の封印を解きました。」




「えっ!!何だって?!」


俺は、驚いて、飛び起きた。



「まさかっ!」




「そのまさかです。サスケの姿が見当たりません。それに、ナルトの姿も…」




「ナルトまでっ!?それを早く言いなさいヨッ!」





「言おうと思ったんですが…」




俺は、テンゾウの言葉も聞かず、飛び出した。










・・・封印が解かれている




サスケのヤツ、写輪眼で見切っていたか・・・




でも、まだ術を使いこなせないと思っていたのに…




甘かったか。



サスケの成長が、こんなに早いとは・・・



教え子の成長を、素直に喜べない、この状況。



しかも、何故ナルトまで??




あいつらが、仲良く行きましょう…なんて、有り得ないしネ。




ま、ここで考えていても仕方がない。




来月の満月まで、手の内用がないんだから。




「まっ、取りあえず火影様のところだね。ここで、こうしていても何の解決にもならないからネ。」







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あきゅろす。
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