Silver Chain
3
「神楽、定晴にドSヤローの頭に噛り付かせろっ!」
「ラジャーッ!」
俺は、見回りの時間を見計らって、
定晴にドSヤローの頭に噛り付かせる→
ドSヤローが、何も見えなくなったスキに花音をカッさらう→
涙の再開→
抱き合う……
クーッ…なんて完璧な計画だっ!
顔がふさがってりゃ、ドSヤローに、俺達が知り合いだって事もバレねーし。
きっと、ヤローのことだ。
神楽と定晴を追い掛けて、仕返しをするはずだ。
そこで、俺は、その隙に…
完璧だな。
おっ!やりやがった。
ナイスだ、神楽!
そんじゃあ、俺は…
ん?
花音の後ろに、黒服がもう一人…
「何してんだ、総悟?」
マヨヤローが、立っていやがった。
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