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倒してみんさい
5


一試合が終わったら、日向がもう一回といい。結局三試合分やっていた。だが烏野は一セットもとれていなかった。


俺はデータをまとめ終わって帰ろうとすると黒尾さんにつかまった。

「なにちゃっかり帰ろうとしているのかなぁ〜理緒く〜ン?」

なんか黒尾さんの顔が笑っているけど、怖い・・・
黒尾さんのせいで烏野と音駒の人が集まってきた。研磨さんなんて、なぜか抱きついてくるし、影山に田中さん山本さんが睨んできて、他の人たちにも見られているんですが・・・・・

『あのぉ〜すみません。帰っていいですか?』

俺がそう聞くと・・・

「「「「「「「「「「「「「「だめ(だ)(だよ)(ー)」」」」」」」」」」」」」」

ほぼ全員に止められた。

『なんでですか!!』

俺は叫んでしまった。その時黒尾さんに頭をチョップされた。

「なんでって・・・お前、この前俺の悩み事をついたこと。円陣をしているときに笑っていたこと・・・俺は許したわけじゃねぇーぞ。」
必死に耐えていたのにバレバレだったらしい。

『いい寝癖直し教えましょうか?』
と言ったらまたチョップされてしまった。

「うるせーよ!」
と言われてしまった。

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