紡ぐコトノネ。
2
時には戦い、時には守り、時には助け合う。激しくぶつかり合う中で生まれた感動の逸話は、多くの歴史に刻まれ、後継へと受け継がれていくのだった。
そして、弥螺国の杵築国侵略により、またしても戦いの火ぶたが切られようとしていた。新たな史書に綴られる戦火は、果たしてどのような終わりを見せるのだろうか。
この物語は、世界の均衡が崩れる時代に起きた愛憎劇。巨大な力を持つ裏切り者の青年と、強すぎるが故に敬遠される青年の数奇な運命で結ばれた儚くも美しいドラマである。
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