紡ぐコトノネ。
4
門木さんのこめかみがピクピクしてるー。
さすがに怒っちゃった?
そうだったら嬉しいな!
「吾嬬、分かったか? 惚れぼれするような笑顔で毒舌かましてくるからな。注意しろよ」
どうやら、彼は根に持ってくれたみたいだ。
なんて清々しい気分なんだ!
内心浮かれていれば、門木さんが吾嬬くんに話し掛けていた。
「斎は宮廷か?」
「はい。ここしばらく生誕祭の準備で帰られてないんですが、明日の夜には戻られるそうです」
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