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始まりは二ヶ月前。E


「ゼエゼエ、んで?どうしたんだ?」

「ハアハア、ごめんよ」

「ゼェ、それじゃぁ答えになってない・・・;」

「・・・・・。」

「・・・・・。」

ようやく凛の暴走が止まり互いに肩で荒い息をしながらさっき凛が誤ってきた訳を聞いているがなかなかその訳を言い出してくれない。そしてまた沈黙。

「はぁ・・・;」

「・・・・。」

「もういいから。とにかく今何時で、どの位の時間俺はここで寝てたんだ?」

「そ、それは・・・・」


(それも答えられないのか・・・?)


俺の簡単な質問にも凛は答えようとしない。困り果ててしまった俺はどうやったら凛が質問に答えてくれるのか頭の中で何回も答えやすいように質問を作り直している。


「んじゃぁ、ここドコ?」

「ここは見ての通り病院です・・・」

「(何故に敬語・・・?)」

「・・・・・。」

「・・・・・;」

「・・・・くっ、もうだめだ!」

「何がっ!?」

「ごめん!周りの奴らは隠すつもりだったけど!やっぱり俺全部白状するよ!!」

「だから何が!?」

「ここは!病院で!お前は・・・・ここ5日間ずっと眠りっぱなしだったんだよ!!」

「・・・・ずいぶん寝たなぁ・・・って!えぇぇ!?」

「だから、その・・・お前・・・・」

「・・・ま、まさか、」

「高校受験、受けれなかったんだよ・・・」

「ははは、俺ちょっくら死んでくるは、」

「おいいい!!」


軽く自殺発言をしてベットから降りようとした俺を凛が必死でその行動を阻止しようとした、が。そんな事をしなくても俺は5日間も眠りっぱなしということもあり体に全くといっていいほど力が入らなく、ヘナヘナと床へと座り込んでしまった。


「・・・なぁ。凛・・」

「なんだ・・・」

「俺・・これからどうしましょう・・・?」

「そのことならたぶん大丈夫だよ・・・」

「へっ?」


(何が大丈夫なんだ?もう高校には行けないし行く当ても無ければ働く場所も無い・・・でも、大丈夫?)



「お前には強い見方が付いてるじゃないか」

「それって・・・」





(誰?)



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あきゅろす。
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