アンケート小説
二人の時間(デイイタ+裏)
今日はすごくいい日だ。
なぜなら……
「イタチと二人っきりだし♪邪魔者はいないし♪こんな夢のような日が来るなんて!」
イタチとオイラは付き合ってる。
でも他の奴らはそんなのお構いなしにイタチにセクハラしたりアタックしたりと……
人の恋人なんだと思ってんだ!!うん!
でも今日はオイラとイタチ以外はアジトにいない。
リーダーとゼツは人柱力を捜しに行って、
角都と飛段は任務で不在。
サソリの旦那と鬼鮫の旦那は「ストレスが」とか言いながらどっかに行ったし、トビもさっき追い出した!
「しかもイタチはまだ寝ている!オイラには選択肢がある訳だな♪うん♪」
1.普通に起こす
2.お目覚めのキスをする
3.襲う
…この内のどれかだ!
「そんなの決まってるけどね♪」
オイラは選択肢の3を選びイタチの部屋へ向かった。
「イタチー起きてる?」
「スー……スー……」
聞こえて来るのは寝息だけ…運もいいな♪
「失礼しますよ♪」
イタチの部屋に侵入成功!後は……っ!!
「か……可愛い…//」
ベッドへ目をやると丸まって枕を抱いて
寝ているイタチの姿があった。
「なにこの寝方!!…てかその髪の毛の乱れ具合!反則だろ!!」
思わず叫んでしまってすぐに口を塞いだけどイタチは目を覚まさなかった。
「デイ……ダラ…」
「っ!!//」
寝言………オイラの夢見てるのか?
その声誘ってるとしか思えねぇ!!
心の中で叫びながらイタチの上に馬乗りになった。
「イタチ……」
名を呼びもう少しで唇が触れる…
その時……
「ん……デイダラ?」
「え……」
イタチが目を覚ましたのだった。
パンッ!!
「まったく!!寝込みを襲うとは忍として恥ずかしくないのか!!」
「すみませんでした……」
結局、イタチ相手にごまかしは効かず重いっきりビンタされた。
「お前さぁ……寝顔可愛過ぎなんだよ!!うん!あんなの誰でも手出すぜ!」
「なっ…//」
照れているのか顔を真っ赤にしている。
「恥ずかしい事を言うな!!」
「イタチ〜顔真っ赤にして言われてもなぁ…」
そう言うと拗ねたのかそっぽを向いてしまった。
「イタチ……こっち向いて……」
「フン!誰が向くか!!」
「拗ねんなよ……イタチの顔が見たい……」
ゆっくりと手を延ばし頬に触れて自分の方へ向かせた。
チュッ……
「っ!!///」
イタチがこっちを向いたのを見計らって
額にキスをしてやった。
「イタチ……可愛いよ……」
「本当に恥ずかしい奴だな……//」
いいムードになって来た♪このまま行けば イタチを抱く事が出来る!!
そう思った時……
グーー……
「「………」」
ムードをぶち壊すかのようにオイラのお腹が鳴った。
「………;;」
「フッ…朝飯はまだ食べてなかったのか?」
「う……うん……//」
ギャーー!!何たる失態だ!!こんな時に鳴る事ないだろ!!うん!
「なら…俺が何か作ってやろうか?」
「えっ?」
イタチがオイラの朝飯を作る?…てか料理出来るのか?
「何故そんなに驚くんだ?」
「いや……その……イタチって料理出来るのかなって……」
「何を言ってるんだ……鬼鮫がいない時に朝飯を作っているのは俺だぞ?」
「えっ?そうなの!?」
「お前はいつも作り終わった後に起きて
来るだろ?」
「そう言えば……」
…て事はオイラが寝てる間にイタチが料理してたのかよ!!クソ!!そんな事なら
一番乗りに起きて来るのに!!
エプロン姿すらまだ見た事ないぞ!うん!
「で?どうするんだ?」
「じゃあお願いするぞ!うん!」
分かったと言いイタチはキッチンへ向かった。
「イタチがオイラのために御飯作ってくれるなんてな……」
ん?待てよ……て事は………
イタチのエプロン姿をこの目で見れるって事じゃねぇか!!!
「デイダラ……」
「え?何……っ!!どわぁー!!//」
振り返るとイタチがエプロンを着けて立っていた。
つーかフリルのピンクかよ!!マジで可愛いぞ!!うん!
「おい…そこにティッシュがあるから鼻を拭け……鼻血が出てるぞ……」
「げっ!!マジかよ!何で出て来るんだよ!!」
「はぁ……誰かに鼻でも殴られたのか?」
「違うよ……うん;;」
バレてなくてよかった!!エプロン姿見て 発情しましたなんてバレたら今度はビンタどころじゃ済まないぞ!うん!
「デイダラ…顔が赤いぞ?もしかして熱があるんじゃ……」
「ないよ!本当に何にも……っ!!」
心配症なのか突然、イタチが額に手を当てて来た……
「…………//」
「…………」
顔が近い!!………あっ……もう駄目だ…
オイラの中で何かが切れる音がした。
(続きへ)
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