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アンケート小説
恋人と友達(鮫鼬+ギャグ+天然)

「イタチ〜V」


「イタチちゃ〜ん♪」



「っ!飛段とサソリさんでしたか;いきなり背後から抱き着かないで下さい;;」



イタチと鬼鮫がアジトの廊下を歩いているとサソリと飛段が飛び付いて来た



「いいだろ♪別に誰も困らねぇし♪」


「いや……私が困るんですけど;」



イタチと鬼鮫は付き合っている

メンバーの前でイチャつく事はあまり無いが全員が付き合っている事は知っている


だがイタチは暁内でも好かれていたので  付き合い出してからも度々こう言う事が 起きていた



「鬼鮫は付き合ってるんだからさぁ;いつも一緒に居られるじゃん;ペアも組んでるし独り占めはよくないぜ;;」


「あのですね!私達は付き合ってるんです!!好きな人が目の前で他の男に抱き着かれて黙ってる訳ないでしょう!!」




イタチに猛アタックする連中の中でもサソリ、飛段、デイダラ、ペインの四人は鬼鮫の中ではブラックリストに載せれるぐらいの要注意人物だ

そんな者が一気に二人も現れて鬼鮫も堪ったものじゃない




「イタチさんも何をしてるんです!じっとしていてはやりたい放題にされますよ!」



鬼鮫が必死になっているのにも関わらず イタチは二人に抱き着かれたまま振り払おうとしなかった



「落ち着け鬼鮫……これはただのフレンドシップと言うやつだ……」


「フレンドシップ?;」


「友達同士が肩を組んだり、道とかで擦れ違った時に手を叩いたりする事だよ………ったく!お前そんな意味も知らねぇのか?」


「煩ぇ!つーかイタチちゃんに聞いたのに何でお前が応えるんだよ!!」



「まあまあ……喧嘩はやめろ……せっかくフレンドシップと言うのをしたのに…」



どうやら二人の行為にイタチは何とも思っていないようだ

それどころか二人の手を握り始めた



「これもフレンドシップだな?」


「そっそうだな//」



イタチが俺の手を握るなんて……こんな事初めてだぜ!!!



「フレンドシップっていいな♪//」



イタチが俺の手握った!!一週間は手洗わねぇぞ!!!




手を握られ余程嬉しいのか二人共顔がニヤけている



その時……





バンッ!!!




「「ギャアアァ!!!!」」


「………」



二人とイタチの間に見覚えのある大刀が落ちて来たのだった



「鬼鮫……刃物を人に向けては危ないぞ…」


「イタチ;さっきのは向けたんじゃなくて振り落としたんたよ!見て分かるだろ!!;;」



「鬼鮫は感情が高ぶり易いんです……」


「「………;」」



いや……さっきの明らかに俺達を斬ろうとしただろ……



鈍感なのか庇っているのかは定かではないがイタチは全く鬼鮫の怒りに気付いていないようす



「鬼鮫ダメじゃないか……見ろ…床に穴が空いている……リーダーに怒られるぞ!」



それどころか床に空いた穴を指摘仕出す

これを見てサソリがふと疑問に思った




「鬼鮫……お前とイタチって本当に付き合ってるのか?;;」


「何故ですか?;」


「だってイタチの奴……何と言うか…鈍いと言うかお前の事に気付いてないと言うか……;;」



「イタチさんは少々鈍感なところがあるんですよ;……はぁ……鈍いのかただのおバカなのか;;」



「お前……苦労してるな;」



疲れ果てた鬼鮫の顔を見てサソリは初めて 哀れだと思った


その隣では飛段が何やらイタチに話し掛けていた




「イタチってマジで鬼鮫と付き合ってるのか?お前見てると鬼鮫が一方的に好きなように見えるけど♪」



「「………;;」」



……ストレートに聞き過ぎだろ……;



飛段の発言にサソリと鬼鮫は沈黙していた

そんな沈黙を晴らすかのようにイタチが口を開いた



「あぁ、ちゃんと付き合っているぞ………それに俺も鬼鮫が好きだからな//」


「マジかよ;……本当にお前見てると好きそうには見えないんだよなぁ、ホント;」



「フフ……これでも俺と鬼鮫はキスは終わっている……残るは子作りだ…//」


「うぉ!!凄ぇ!!//」


「いっイタチさん!!//;;」


「………はぁ……;」




とんでもない爆弾発言を繰り出すイタチ

飛段は何故か喜んでいるが鬼鮫は恥ずかしいさで頭がおかしくなりかけていた



「餓鬼欲しいの?何人欲しい?」


「うーん……出来れば五人だな…五大国にちなんで……そしてアジトの外れに豪邸を建てて住みたい//」


「ちゃんと考えてんだな♪つーか五人も欲しいなんて頑張らねぇと♪」


「そうだな……俺も母性本能と言うやつを体験して見たい……//」



「イタチなら大丈夫だって!鬼鮫にも頑張って貰わねぇとな♪」



話しが進みその矛先は鬼鮫達に向けられた




「鬼鮫、お前は子供が何人欲しい?」



「えっ;いや……さ…サソリさん、どうしたら;;」


「ってかイタチの奴男同士じゃ餓鬼が作れないって常識知らねぇのかよ;;」


「てっきり知っていたと思ってたので教えてなかったんですよ(泣)」


「馬鹿!教えとけよ!!あの様子じゃ飛段も知らねぇ見たいだし……そういえばリーダーも知らないとか言ってたな;」



「何をヒソヒソと話しているんだ?」


「いっいや;何でもないですよ;;」




今までにここまで追い詰められた事はあっただろうか……

鬼鮫の額には冷や汗が浮かんでいた




「よし!鬼鮫!今から子作りの仕方を教えてくれ!!」


「はぃ!!?;」


「この場が嫌なら俺の部屋で……教えてくれないのなら絶交だ……」



「そっ…そんな事言われても……;」



助けてくれ、と言うかのようにサソリを見るが無視されてしまった

……裏切りの瞬間だ



「鬼鮫は……俺の事が嫌いなのか?だから教えてくれないんだな……」


「違いますよ;……あー!もう分かりましたよ!!教えてあげますから;;」


「本当か!?愛してるぞ鬼鮫ぇ!」




そのままイタチに抱き着かれながら鬼鮫は 部屋へと向かった


後ろではのうてんきに飛段が手を振っている



「よかったな♪子作りの仕方なんてよく知らねぇけどあの二人幸せそうじゃん♪」


「あぁ……片方はな……」



「そうだ!これは早めにリーダー達に報告しなきゃな!!」


「アイツらに報告するな!話しがややこしくなる!!;」



「えー……分かったよ;」



二人の事を考えペイン達に知れないようサソリなりに気遣ったつもりだったのだが その行為を無駄にするかのように翌日、 
イタチの口から全員に発表された


その後鬼鮫は暫くの間、自室から出て来なかったと言う




[終]

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