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リクエスト小説
†ましまろ様へ捧げます†(ギャグ)
最近、任務が全くない暁。

全員暇で仕方がないのか団欒室に集まり、
ごろごろと寝転がっている。





「なぁ〜…超スーパー退屈なんですけど…」


「皆、退屈なんだ……我慢しろ……」




特に会話もないため男9人も集まっていると言うのに静まり返っている。





「テレビ見よ……うん……」




デイダラは暇つぶしにテレビをつけた。






【最近の若者の遊び!王様ゲーム!!】






「「「ん?」」」




テレビをつけた途端明るい音楽と共に流れ出した番組。


全員目がくぎづけになった。






【大勢でやるほど楽しいよ!!】






「ふーん……王様ゲームねぇ……」


「どうせ何もする事ないし、この際皆で王様ゲームでもするか?」



「「やるやるー!!」」




サソリの意見に激しく手を挙げ賛成している飛段とデイダラ。





「僕もやるッス!!」


「俺もだ!!」



トビとペインも参加するようだ。




「結構参加するみたいだな……」


「では…俺も参加しよう………」



「イタチさんがやるのなら私も……」


「やる……」


「退屈ダシ」





こうして暁全員で王様ゲームをする事になった











「王様だーれだ?」


「……俺だ………」




一回目の王様はイタチのようだ。




「で?何をすればいいんだ?」


「王様が何番か番号を言って、何でも命令していいんだ!うん!」


「なるほど……では……3番の奴が6番の奴の気に入らないところを言う……」



「ん?あっ!俺3番だ!!」




3番はどうやら飛段らしい。




「6番は誰だ?うん?」




「僕です;;」


「トビか………」





6番=犠牲者はトビだったようだ。






「飛段!トビなら何言ってもいいぞ!うん!」



「デイダラ先輩!何言ってるんスか!?」


「うるせぇ!少しは毎日けなされてるオイラの気持ちになってみろ!!うん!」



一日一回は必ずトビに馬鹿にされているデイダラはものすごく恨んでいるらしい。





「よーし!じゃあ‥そのお面ダサい!超スーパーキモいぜ!それウ〇コの模様に似てるよな!ゲハハハハァーー!!!!」


「ギャハハハハー!!!」



「ひどいっ!先輩達ひどいッス!!(泣)」



飛段にけなされ、デイダラに笑われ泣き出してしまったトビ。




「ゼツさーーん!(泣)」



「よしよし……」


「何デコッチニ来ルンダヨ……」




号泣しながらゼツに飛びつくトビ。





「これが王様ゲームと言う遊びなんですね…気をつけないと……;;」



そう固く決意した鬼鮫。






「へぇー♪意外と面白いじゃねぇか♪王様になれば何でも命令出来るなんてな♪」



「サソリ!そういう危ない発言はするものではない!そんな子に育てた覚えはないぞ!」


「いや……俺もお前に育ててもらった覚えないんだけど……なに勝手に話し作ってんだよクソリーダー!!」



「まあまあ;;次にいきましょう……」




鬼鮫が仲に入り第二回戦に進む事ができた。




「王様は誰だ……」


「あっ!オイラだ!」




二回目の王様はどうやらデイダラのようだ。





「デイダラちゃん!早く言えよ!」


「ちゃん付けすんな!!えっと…1番の奴が王様の肩を揉む!うん!」



「いろんな意味で罰ゲームッスね♪」


「黙れ!糞トビ!!うん!」


「1番は誰だ〜?」




「俺だ………」



「げっ!!」


「サ…サソリの旦那……;;」



1番はサソリだったらしい。




「よくも……チキショー!!」



「サソリ……人生諦めが肝心な時もある…」


「でも……こんな屈辱……っ……」


「………」



角都はサソリの肩に手を置いた。

なにやら二人の間には問題児を抱えているという接点から互いの気持ちがわかるようだ。




「デイダラ……揉んでやるから……有り難く思えよ!!」


「何だよそれ!うん?!へへーん♪ほーら♪早くオイラの肩を揉んでくれよ♪サソリのだ・ん・な♪」



「…………」



サソリはもの凄い形相でデイダラの後ろに座った。




「始めるぞ……」


「うん♪……っ!!!痛ってぇー!!旦那!痛い!!ギャー!!!」


「ソォラァ!!!」





サソリが重いっきりデイダラの肩を握った、…というより握り潰した為、大声で泣き叫んでいるデイダラ。





「あぎゃぁー!!オイラが悪かったです!!旦那!申し訳ありません!!うん!」



「よーし♪これで終了っと♪」




サソリはやっとデイダラを開放し、デイダラの肩には手形らしきものがくっきり残っていた。




「先輩…大丈夫ッスか?」


「…………」



トビの声にも反応しないデイダラ。


放心状態になっているようだ。






「次始めるぞ!!」



サソリの掛け声と共にまた再開された。





「王様は誰ッスか?」



「俺だあぁー!!!」



「「…………」」



ペインの叫ぶ声よりも早く全員が肌身離さず持っている耳栓を着用した。





「危ねぇ……もう少しで鼓膜が破れるところだったぜ……」


「まったく……あの馬鹿でかい声はなんとかならんのか;;」


「ならないよ……」


「バカダカラ……」




ペインには結構毒舌気味のゼツ。





「もう言ってもいいか??」



「ああ……いいぞ……」




なぜかペインの目は輝いている。




「5番の奴!!今からそこに倒れているデイダラを愛のキスで起こせ!!!」



「なんて事を言うんですか……;;」


「よかった!5番じゃなかった!」


「5番は誰だ?」



そう言いながらペインが全員のひいた棒を見ていくと………





「フフフ……イタチ……だな……」



「「…………;;」」



「いや……その……;;」



珍しく慌てているイタチ。




「逃がしはせん!!さっさとデイダラ姫の目を覚まさせるんだ!!」



「アイツのどこが姫だ!!そんな事して唯ですむと思うなよ!!」



「イタチ……諦めろ……」




サソリがそう言った瞬間、鬼鮫以外の全員がイタチに飛び掛かった。




「よせ!!やめろ!!鬼鮫ー!!!」



「っ………;;」



私はどうしたらいいんだ……;;




イタチを助けるべきか悩んでいる鬼鮫。




「貴様ぁー!!後でフカヒレにしてやる!!海に戻してやるーー!!!!」



「ひいぃっ!すみません!イタチさん!!」




鬼鮫は結局イタチを助けなかった。

いや…助けようにもイタチの形相が恐すぎて近寄る事が出来なかった。






「「「そーーれ!!!」」」





全員がそう叫んだ時、デイダラが目を覚ました。




だが………




もう手遅れだった。






ブチューー!!





「?☆@*〇!※♪#」


「!※#@&*?☆♪」





こういう時だけ団結力がある暁。

見事イタチに目覚めのキスをさせる事ができた。





「ぶへぇっ!!何なんだよ!うん?!」


「…………(ゴシゴシ)」




イタチは何も言わずに口を服の袖で拭いている。




「いや〜♪いいな♪愛のキスって♪」


「リーダー……変態……」


「キモチワル……」



全員がそう話している時だった。




「くそ……くそぉーー!!!!」




「「あっ!イタチ!?」」




イタチが叫びながら自室に戻ってしまったのだった。





そしてイタチは暫くの間自分の部屋に引きこもっていたそうな。





[終]


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あきゅろす。
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