リクエスト小説
†アオ様へ捧げます†(ギャグ+キャラ崩壊)
「皆さーん♪朝食が出来ましたよ♪」
「「はーーい!!」」
食べ物に釣られて続々とリビングにやって来た暁の一同。
今日は……いや今日こそは何事もなく平和な朝を迎えたかった鬼鮫。
「おい鬼鮫!昨日の残りものかよ!!」
朝食に文句を言い出したのはサソリだった。
「旦那、オイラカレー大好きだよ?旦那嫌いなのか?うん?」
「嫌いじゃないけどよ……昨日の夜もカレー朝もカレーってのは俺の流儀に合わねぇ…」
「仕方ないでしょ……あなたの流儀だか何だか知りません……というか知りたくありませんが、飛段がダイエットで夕食を少なめに食べてるから余るんですよ……;;」
「ダイエットだぁ!!?おいっ!!お前そんな事してたのか!?」
くだらねぇと言いながら飛段に問うサソリ。
「いやー…最近になって体重が5キロも増えちまったからやべぇんだよ;;ホント!」
「飛段………ダイエットするのは構わないが夕食を少なくしても食後にお菓子を食べていたら意味がないぞ………」
「あっ!あれダイエット食品だから大丈夫だぜ♪」
飛段の言葉に目を丸くする角都。
「飛段!!そんな物いつどこで購入した!!またそんな物に金を使って!!!」
「そんな物だと!?じゃあ角都は可愛い俺がぶくぶく太ってもいいってのかよ!!」
「違う!!お前は今のままで十分可愛い!!ダイエットなど必要ないと言っているんだ!」
「っ!!!///」
「…………///;;」
角都の言葉に真っ赤になる飛段。
角都も今自分が言った事に真っ赤になっている。
「やーん//角都ってば♪恥ずかしいだろ♪も〜う角都のお・バ・カ・さん♪♪」
照れてぶりぶりとしながら角都の鼻をつついている飛段。
「…………///(可愛い……)」
朝からイチャつく二人………
「やっぱカレーは二日目が一番だよな♪うん♪」
飛段と角都が二人だけの世界に行っている間他のメンバー達は早々と朝食を食べていた。
「おい…鮫………俺はイタリアン料理が食べたい………」
「何言ってるんですかイタチさん?」
イタチがいきなり場違いな事を言い出したので変な人を見るような目でイタチを見る鬼鮫
「イタリアン料理が食べたいと言ったんだ…今から作れ……」
「そ…そんな無茶言わないでくださいよ…」
「フン……愚かな…………」
「じゃあ鬼鮫…天丼してくれよ♪」
「サソリさん…あなたまで何を言い出すんですか………大体、なんで朝からそんな手間の掛かるものを作らないといけないんですか……;;」
「俺が食いたいからに決まってんだろ?」
「えー…オイラ天丼より親子丼の方が好きだぞ!うん!」
「先輩達おかしいッスよ!やっぱ一番美味しいのはカツ丼でしょ?!」
「はぁ?!天丼だろが!あのぷりぷりの海老とたれが最高に旨いんだぜ!!」
「違うぞ!!親子丼の方が旨いの!!半熟卵と肉の味が絶妙で芸術的なんだぞ!うん!」
「絶対にカツ丼ッス!サクサクのカツと御飯がすごくいいコンビでめちゃくちゃ旨いんスよ!!」
「………………;;」
なにやら自分が好きなどんぶりについて熱く語り出した三人組。
鬼鮫は関わりたくないので黙ってその光景を見ていた。
すると…………
「鮫……らっきょうはないのか………」
「え?らっきょうですか!?」
またも突然イタチがらっきょうが欲しいと言い出したのだった。
「ああ……早く出せ…………」
「らっきょうなんてないですよ…だから昨日なかったでしょ?」
「……らっきょう………」
「だからないんです!!」
「……らっきょう…………」
「ないって言ってるでしょうが!!!」
「……らっきょう…………」
「…………;;」
鬼鮫の苛々が溜まって来た時だった。
「イタチ!らっきょうのような臭い物などこの暁には存在しない!!!」
「リーダー………;;」
「なんだと………」
ペインが叫んだので鬼鮫とイタチはペインの方へ振り向いた。
「リーダー……一々煩いですね……俺の好みを否定する気ですか?」
「お前の好みはろくなものがない!!それにリーダーに対して煩いとはなんだ!グレるぞ!!」
「煩いから煩いと言ったんです……グレるなら勝手にしてください………馬鹿に付き合っている程暇じゃないんです………」
バンっ!!!
「馬鹿だと!?このゴルゴ!!!」
ペインは叫びながら椅子の上に立ち、机の上に重いっきり片足を乗せた。
「リーダー机に足乗せないでください!!」
鬼鮫が注意した瞬間…………
バンっ!!!
「おい……貴様…何様のつもりだ?リーダーの分際でよくもこのナイスガイな俺をゴルゴとは……腹立たしい!!」
イタチもペインの発言にキレてしまい、同じように机の上に足を乗せ反論した。
「イタチさんまでやめてくださいよ!;;」
「なんだ…やるのかミジンコ?!!青二才が生意気だぞ!!!」
「フン……貴様などゴキブリ並の生命力以外は何もないくせに……不愉快だ!!」
鬼鮫の声など聞いてなく、とうとう掴み合いの喧嘩が始まってしまった
「………………;;」
「だーかーらー!天丼が旨いんだって!!」
「親子丼だぞ!!!うん!!」
「カツ丼ッスよ!!!!」
まだ熱く言い合いをしているサソリ達。
「………………;;」
「角都♪あーんして♪」
「あーん♪」
「なあなあ旨い?」
「ああ……旨い……愛しているぞ飛段……」
「うひゃー♪恥ずかしい!!///」
見ている方も恥ずかしいくらいイチャイチャしている不死コンビ。
「………………;;」
「この調子にのるなよ!!お前の火遁など俺の術を使えば簡単に消えるのだからな!!!アハハハハ!!!」
「なら試して見るか?!術を出すまえに灰になっていると思うがな!フハハハハ!!!」
ひょんな事から大乱闘になっているペインとイタチ。
「……………………」
プチン………
「うがあああぁぁーー!!!!」
「「っ!!!!?」」
鬼鮫は我慢の限界を越えてしまい完全にキレてしまった。
鬼鮫の叫び声により騒いでいたメンバー達は一斉に鬼鮫の方がを見た。
「お……おい……鬼鮫?;;」
「鬼鮫の旦那?;;」
鬼鮫の顔からは血管が浮き出ている。
「いい加減にしてください!!!いつまでもギャーギャーと騒いでウザイんですよ!!」
「「っ……………;;」」
「もう知りません!!実家に帰らせていただきます!!!!」
「「えっ!!?;;」」
鬼鮫はそう怒鳴り終わるとアジトを出て行った。
「鬼鮫が出て行ってしまうなんて………」
「どうすんだよ!!飯作る奴いないじゃねぇか!!!」
「ふえぇーん!!鬼鮫の旦那ー!!帰って来てよーー!!!」
鬼鮫がいなくなり不安になったデイダラは泣きだしてしまった。
「デイダラ!鬼鮫は帰って来る!!だから泣くな;;」
必死にデイダラを泣き止ませるサソリ。
そして………今までの光景を光合成をしながら見ていたゼツが鬼鮫を言いくるめて再び
連れて来たという。
[終]
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