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小説
王様ゲーム☆(ギャグ+キス有り)
「先輩達ー♪王様ゲームやりませんか?」



いつになく元気なトビはまた、新たな遊びを発見した。





それは………『王様ゲーム』である。





「ナンセンス………」



「ちょ…ちょっとイタチ先輩;;そんな
一言で返さないでくださいよぉ……」





イタチが遊びの話題で反応するだけでも
珍しいだろ……と誰もが思っていた時……





「俺やるー♪♪」





そう言いながら胸元に槍を突き刺したまま走って来たのは、ジャシン教信者の飛段であった。


ある意味恐いがもうこんな光景に慣れている暁のメンバー達は気にしない…というより気にするだけ時間の無駄だと考えている





「飛段せんぱーい♪流石はジャシン教信者ですね!!」





いや、関係ないだろ……と誰もが思った。





「飛段がやるなら俺も参加しよう……」



「「えっ…………」」


「さっすが角都だぜ♪」



「…………………///」




声の主はお金大好きの角都だった。





「先輩達もやりましょうよ☆」





どうやらまだ、諦めていないトビ。




「えー‥だいたい王様ゲームってのは男ばっかでやったって面白くねぇだろ!!うん!」



「そんなぁ〜……」




しょんぼりと王様ゲームをするために作った棒を見ているトビ。



「仕方ねぇなぁ‥参加してやるよ!」




「先輩!!(感涙)」




「旦那!!?」




凹んでいるトビを見兼ねて参加する事にしたサソリ。






「トビは新入りだからな‥我慢してやれよ」




意外にも後輩には優しいサソリに皆びっくりしていた。




「旦那はトビに甘すぎるぞ!!うん!!」




嫉妬心丸だしで怒るデイダラだがサソリはお構いなしのようす。





「何言ってやがる‥お前もここに来た時はこんなんだったんだぜ!」


「オイラ、こんなに我が儘じゃなかったぞ!うん!!」





いきなり自分が暁に入った時の話をされ、
顔が真っ赤になっているデイダラ。





「よく言ってくれますねぇ………あの時のデイダラは、好き嫌いは激しいし、しょっちゅうアジトは壊すし、すぐに迷子になるし……あの時のサソリさんは大変そうでしたね……(微笑)」



「まったくだぜ……」



「…………………;;」





図星らしくおとなしく黙っているデイダラ





「あっ!そういえばオネショもよく……」


「うわああぁ!!!王様ゲームするからそれ以上言っちゃ駄目だぞ、うん!!」



「はいはい♪」





半ば強制的に参加させられたデイダラ。




「鮫…どうやら皆、参加するようだが…どうする?」



「鬼鮫です;;仕方ないですね…参加しましょう……」




結局、リーダーとゼツも混ざり、暁全員での王様ゲームが開始された。




「王様だぁ〜れだ??」


「俺だ………」




第一回目の王様は角都だった。




「すっげぇー!!角都♪」




飛段があまりにも喜んでいるので嬉しくなって来た角都。




「じゃあ…2番と5番は今、財布に入っている金を全て暁の通帳に入れる……」



「げっ!!!!」


「そんなぁ〜(泣)」




初めの被害者は、デイダラとトビだった。





「そうしょげるな…これも我が組織のためだ我慢しろ……」




「………………;;」




こんな組織のために金を出すのが嫌なんだよ!!うん!!!!




「はぁ……僕のお金が……」




落ち込んでいる二人だが、周りが待ってくれるはずもなく第二回戦が始まった。




「王様は誰ですか??」



「あっ……私です!」



次の王様は鬼鮫のようで、隣にいるイタチがものすごい顔をして睨んでいる。





「さっさと言え…このナンセンスな鮫……」


「わっ分かってますよ;;」




イタチがに促されて考える暇もなく答える事になった鬼鮫。




「じゃあ、1番と7番の方は今日から一週間の間朝、昼、晩の食事を作る!」


「何だってぇ!!?」


「…おのれ…………」





…私は判断を間違ってしまった…………


何故ここでサソリさんとイタチさんを当ててしまったのだろうか……………




「あの二人にアジト内で刃物は持たせるな…特に二人一緒の時はな………」




ペインが言うには訳があった。





イタチとサソリは戦闘中、冷静沈着なところは似ているが、口論になってすぐにキレるところも似ているのである。




「そんな二人が一緒に料理など料理中に大爆発が起きてもおかしくない!!」




ものすごく不安な顔をしているペイン。



「だ…旦那‥イタチと一週間だけ絶対に喧嘩しないでね、うん……;」


「イタチさんもですよ…;;」



「「分かってる!!」」




見事に二人の声が重なりペイン達は一時的に安保したようだ。





しかしまだ、王様ゲームは続く………






「誰が王様ですか?」


「俺だーー!!!!!」




三回目の王様はサソリだった。



余程嬉しかったのかイエーイー!!と今だに叫んでいる。




「旦那〜早く言ってくれよ、うん;;」




約5分以上もの間喜び続けていたサソリだったがデイダラの言葉により打ち切りになった。




「よーし!!2番の奴が4番の奴をビンタする!!」




うわぁ……この人…絶対にSだよ………



「で?誰が2番と4番だ?」



「あっ俺2番〜」


「また、僕!!?しかもビンタされる側だし〜!!」



どうやら飛段がトビをビンタするようだ。




「まぁ飛段なら大丈夫だろ、うん♪」


「そうだ…飛段は優しいからな…///」




イタチは飛段の事を気に入っているらしい




「そうッスよね!飛段先輩はデイダラ先輩やイタチ先輩と違って優しいし、カッコイイし強そうだし、怒らないし、可愛いし♪」



「何だとぉ!!!」


「飛段…重いっきり殴ってやれ……」



「ちょ‥ちょっと!!何言ってるんですか!殴るんじゃなくてビンタですから!!」


「なぁ〜まだ〜??」




飛段が待ち着れない様子で早く〜!!と叫んでいる。





「あっ!はいはい♪どうぞ♪ビンタの一回くらい易いものです!!」



「じゃあ〜行くぜ〜♪せーのー!!」





ばしこーーーん!!!!!!





「ぐほぉーー!!!!!!」




「「っ!!」」





トビは飛段により10メートル以上吹っ飛んでいた。




「あ〜大丈夫か?」


「だっ大丈夫な訳ないでしょう!!というか先輩さっきグーだったでしょ!!普通ビンタはパーッスよ!!!」



「あ〜‥悪ぃ♪悪ぃ♪俺、ジャンケンする時絶対に初めはグー出す癖があるから、グーで殴っちゃったよ♪ゲハハハハ!!」



「…………;;(どんな癖ッスか……)」



「まあ♪いいじゃん♪次いくぞ!!うん♪」




トビ無念…デイダラにより反論できなくなりました。





「王様は誰だ……」


「やったー!!僕です♪」


「けっ!!トビかよ、うん……」


「なっ何なんですかそれ!!今、舌打ちしたでしょ!!」




自分より先に王様になったトビが気にいらないようす。




「いーから!さっさと言え!うん!!」


「そんじゃぁ♪1番と8番の方がキスする♪」



トビが言った瞬間、サソリと飛段がパチパチと拍手をしていた。




「デ…誰ガ一番ト八番ナンダ…」




ゼツが周りに尋ねた時、顔が真っ青になっているイタチを発見した。




「イタチだね…………もう一人は?」



「私です…………;;」





……………鬼鮫だった。






「嫌だー!!!!!」




あまりのショックに逃げ出したイタチだが





「「逃げられねぇぜ!!」」




時既に遅し……そこにはニヤニヤとしている飛段、デイダラ、サソリの姿があった。




「往生際が悪いぜイタチ!!!」


「ルールだからな、うん♪♪」


「さっさとチューして来い♪♪」



それぞれ台詞が終わったのと同時にイタチに飛び掛かった。




「貴様らぁ!!何をする!!離せ!!!!」


「そう暴れんなよ♪」




そう言い前方を見てみると鬼鮫がペイン達に捕まっていた。



どうやら皆、ノリノリらしい。




「おのれー!!トビ!!!貴様後でズタズタ引き裂いて丸焼きにしてやるー!!!!」


「なっなんで僕だけなんですか!!?」




トビに対しすごい剣幕で怒鳴っていたイタチだったが、いつの間にか鬼鮫の前まで連れて来られていて血の気がひいてしまった




「「せーのー♪♪」」





ぶちゅー!!!!!





「!?&@☆;!*★#ー#*」


「?!★@*&;☆!@#m$」





こうして強引にキスをさせられた二人は大暴走しアジトの半分が崩壊した。


そしてトビもイタチによりズタズタにされたと言う。







[終]

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あきゅろす。
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