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小説
ゴキブリ退治!!
今日は猛暑。

この暑さには暁も敵わず皆ぐったりしている






「暑ぃ……暑過ぎて死にそう…………」


そう言いながらゾンビのように歩いている
飛段。





ガチャッ






「ふー……冷蔵庫の中は最高だぜ〜♪」


「あっ!飛段ずるいぞ!!オイラも!!」




「なに割り込んで来てんだよ!!!こーゆうのは早い者勝ちなんだよ!!!」



「そんなルールねぇし!!うん!!!!」




冷蔵庫の取り合いで押し合いをしている飛段とデイダラ。






ゴンッ!!!!






「痛ってー!!!!」


「痛い!!!!!」






「お前らいい加減にしろ!!!冷蔵庫をむやみやたらと開けるな!!!中の食べ物が腐ってしまうだろ!!!!」




二人にげんこつをくらわせたのはペインだった。







「リーダー!!そんなに言うならクーラー買えよ!!!」


「そうだぞ!!扇風機すらないなんて最悪だぞ!!うん!」




「贅沢を言うな!!あれを見ろ!!!」



「「ん?」」





二人がペインが指す方へ視線をおくると…








「鬼鮫……暑いぞ……もっと扇げ…………」




「はっ…はい!!;;」







そこにはサングラスをし寝転がっているイタチとうちわで扇いでいる鬼鮫がいた。







「どうだ!イタチはうちわ一本で涼しげな顔をしているぞ!!流石はうちは一族だ!!」





「リーダー……イタチは暑いって言ってるぞ……うん…………;;」


「つーかグラサンとれよ………逆パンダになるぞ……………;;」






三人でまた言い合っていると…………








「先輩ー!!見てくださいよ!!!」




トビが何かを持って走りながらやって来た。





「なんだ?オイラ達今はお取り込み中だぞ!うん!!」


「まあまあ♪見てくださいよ♪」



トビが見せてきたのは………







「な…なんだ?これ………」


「新種の虫ッスよ!!さっき見つけたんです♪」



「ふーん……よかったな………」


「ちょっと;;何ですか!その反応!!」


「オイラ虫とか興味ないから……うん…」


「これ捕まえるの苦労したんスよ……めちゃくちゃ動きが速いし〜………」






そう話しているとサソリがやってきた。







「デイダラ…俺のクグツのNO,49の首知らないか?」


「NO,49ってどれだよ!!うん!!」



「あっ!!サソリせんぱーい♪これ見てください!!」



「あ?」



「新種の虫ッス♪可愛いでしょ♪」





「可愛いか?そんなゴキブリ…………つーかあんま近付けんな……俺ゴキブリ大嫌いなんだ…………」



「「ゴキブリ?」」



「ゴキブリ………」







「「……………………」」



5秒間ほどの沈黙が続いた。









その時……………………












「ギャアアア!!!!」







ガチャンッ!!!







「「あ″っーー!!!!」」






ゴキブリと聞いてびっくりしたトビは持っていた虫籠を落としてしまった。








「うぎゃあぁっ!!ゴキブリ!!!」






ブーン……








「「げっ!!飛んだよ!!!!」」








ぴとっ………










「っ………………………;;」




「「あっ………………;;」」









「ギャアアアー!!!ゴキブリ!!!だっ!誰か捕ってくれ!!!早くしろ!!」




サソリの額にゴキブリがついたのだった。






「だ……旦那…………;;」


「オイオイ!!どうすんだよ!!?」



「テメェら!!早く捕らねぇと招致しねぇぞ!!俺はゴキブリが苦手なんだよ!!!」





「旦那!!じっとしてろ!!!」


「な…何する気だ?」



「ゴキブリを潰す!!うん!」





「ばっ馬鹿か!今潰したら俺の額にゴキブリのエキスがつくだろ!!!!」



「ちゃんと拭いたら大丈夫だぞ!うん!」





そう言いながら太い棒を持ってサソリに近付いて行った。







「よっ‥止せ!!デイダラやめろ!!!」




「ごめんよ‥旦那……オラッ!!!!!」







ゴンッ!!!!










ブーン……









ドサッ!!!!










「……………………;;」


「どうしよう…………;;」







ゴキブリに逃げられデイダラが振り上げた棒は見事サソリの額に当たった。









「い……息してるか?」


「わかんねぇ……うん………」



「どうするんだ?このままにして置けないだろ………;;」



「埋める?」


「埋めるのか?」


「証拠は消さないとな……うん……」






「おい……俺を勝手に殺すんじゃねぇよ…」


「ひいぃっ!!!」


「生き返った!!!!」



「もとから生きてるよ!!!このボケ!!」




「あっ!!ゴキブリは?!」



「どこ行ったんだ!!?うん!(飛段ナイスだぞ!!!うん!)」




「そうだ!!ゴキブリはどこだ!!!」





また三人が騒いでいると………………










「騒がしいな……………」



イタチがサングラスをかけて三人のところへ来た。





「イタチ〜!ゴキブリ見なかったか?」


「ゴキブリ?」


「コイツらがゴキブリ捕まえて逃がしやがったんだ!!」


「トビだぞ!!うん!」




またくだらない事でと言いながらイタチが一歩踏み出した瞬間……………










ぐちゃっ…………






「っ!!なんだ…今の感覚は………」



「イタチ……なんか足の裏から触角みたいなのが出てるけど…………;;」



「ナンセンスな……俺がそんなヘマするはずがない…………;;」



「汗かいてるぞ………」



「暑いからだ………;;」



「じゃあ‥足あげてみろよ!」





「いいでしょう…………」







俺がそんなヘマするわけない!!

ありえない!!

そうだ!!なにか小さいガラクタでも踏んだんだ!!!

そうに違いない!!!!








そう心の中で思いイタチはいっきに足をあげた。













「「「っ!!!!!」」」






「なっ………………………;;」













イタチの足の裏から先程デイダラ達が見た
ゴキブリの潰れた姿があった。













「……………………………」


「「………………………;;」」






イタチが何も言わねぇよ………;;



目が逝ってるよ……うん…………;;



暴走するんじゃねぇか……………;;










それぞれの心の声が重なった。










ドサッ!









「「イタチー!!!」」








イタチはショックのあまり気絶してしまったのだった。











こうして‥ゴキブリは無事イタチの足により退治され、イタチは一週間ゴキブリの夢で
うなされたそうである。


















[終]

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あきゅろす。
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