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小説
暁大騒動!!(ギャグ)
ここは暁アジトの一カ所。

現在、暁のメンバーは夕食も終わり
後片付けをしている鬼鮫以外はフリータイムを楽しんでいる。





「デイダラと飛段‥お前らは早く風呂に入ってこい…」



少し命令口調なこのペインなる男は何を隠そう暁のリーダーである。




「オイラ今すっごく忙しいから〜後で入るよ、うん♪」



「あ〜俺も今忙しいから〜リーダー先に入っていいぜ〜」





今、この二人は忙しいどころかごろごろと
寝転がっているだけである。


こんな二人を見ていたペインは深い溜め息をつきどこかに行ってしまった。






数分後…………………






「………………」





また、二人のもとへやって来たペイン。





「リーダー‥オイラ達風呂に入る気ないぞうん!」




「俺も〜……」





やはりまだ風呂に入る気のない二人…




だが………






「飛段!!」


「ぶふーっ!!!」




いきなりの相方の登場により飲んでいたジュースを吹き出してしまった飛段。デイダラはそれを見て大笑いをしている。





しかし……




「デイダラー!!!!」




「だっ旦那!!;;」




デイダラも相方のサソリがもの凄い形相で
来たのでびっくりしているようす。

どうやらペインが我が儘な飛段とデイダラがちゃんと風呂に入るように言ってもらうためお金を数えていた角都と寝ていたサソリを起こして連れたらしい。


お金を数えるのが好きな角都とぐっすりと
寝ていたサソリは、自分の相方が風呂に入らないために呼ばれて、機嫌が悪いようだ





「飛段…風呂に入れ…今すぐだ!!!」


「イヤだ!!めんどい!!だるい!!しんどい!!」



「この!!!」





飛段の傍若無人な態度に角都はブチ切れ寸前のようす。




「デイダラ!お前もだ!!さっさと風呂に入れ!!俺は寝てぇんだよ!!!」


「後で!!今は嫌だぞ!うん!!」


「何だとぉ!!?」




なぜこの三人がここまで言うのかというと
飛段とデイダラはここ一週間、風呂に入っていないからである。



正直に言うと…少し臭う…………





「頼むから今日は入ってくれ!臭くて臭くてしょうがないんだ!!」



「そ‥そんな…二回も言わなくてもいいだろ!!うん!!!」




ペインの発言に失礼だ!などと言っている二人に角都とサソリの怒鳴り声が響いた。




「いい加減にしろ!!!!」





まるで雷でも落ちたかのように角都の怒鳴り声が部屋中を響いた。


近くにいたイタチはびっくりして食べていた団子を喉に詰まらせていた。





「いっ‥いきなり怒鳴るなよ…;;心臓が止まるかと思ったぜ……;;」


「いっその事そのまま止まればいいのにな…」


「何だとぉー!!!」





飛段が立ち上がった瞬間、サソリの毒舌が放たれた。





「テメェら臭ぇつってんだろ!!近寄んじゃねぇよ!臭いが写るだろ!!」



「っ!!(泣)」


「酷いぞ!!旦那!!」





とうとう芸術コンビの口喧嘩が始まってしまった。





「旦那の馬鹿やろー!!!」


「馬鹿って言った方がバカなんだよ!!」




かなりヒートアップして来た時……





「今すぐに風呂に入ったらアイスを買って来てやる……」



「本当かリーダー?うん??」


「本当だ……だからさっさとしろ…」



「行くぞ!デイダラ!!」




そこには既にタオルを腰に巻き、裸で立っている飛段がいた。





「うん!お風呂♪お風呂♪リーダー!!アイスお願いね!うん♪」




そう言いルンルン気分で風呂場に向かった飛段とデイダラに、角都とサソリは今までにはないであろう溜め息をついた。






数分後、お風呂場から飛段とデイダラの歌声が聞こえて来たという。




[終]

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あきゅろす。
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