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彪のお話
腹減りも忘れるくらい君が好き


あー疲れた

「監督鬼過ぎるぜ」

俺は柳下 恵メグミ
女みたいな名前だから正直自分の名前は好きじゃない

(恵ちゃんって馬鹿にされるし)

因みに野球部。ポジションはレフト
何てことはないただの野球部員だ

「腹減ったぁ」

只今、ハードな野球部の部活が終わった帰り道
友達ともさっき別れたばかりだ


とっとと帰って飯食いたい。


「めぐみ〜」

誰かが俺の名前を読んでいる
声からして女っぽいけど

取り合えず俺は振り向いてみる

「誰だy「わんわんっ!」

下を見ると可愛らしい顔をしたコーギーが俺を見ていた


何だ腹でも減ってんのか
残念だが、俺は何も持っていないんだ


……じゃなくてだな
俺の名前を呼んだのは誰なn「はぁはぁ、めぐみ待ってよ〜」

息を切らしながら此方に走ってくるのは只今絶賛片想い中の竹内 美帆だった

「もーめぐみったら勝手に走っていっちゃう……ってすみません。家の犬が迷惑かけました」

犬の方に走って来た竹内は俺に頭を下げた

「あれ?柳下君じゃん」

「あぁ、竹内か。何だそれ、お前の犬?」

俺は犬を指さした。

「うんそうだよ。めぐみって言うの」

「めぐみ」
そう言われてビクッと肩が跳ねた

「柳下君は部活の帰り?」

竹内は俺のエナメルバックを見て言った


「そんな感じ。竹内は?」

まぁ、見た感じ犬の散歩っぽいけど

「あたしはめぐみの散歩」

やっぱりね。
てゆーか、心臓ヤバい
竹内が「めぐみ」と言う度に心拍数が上がってく感じがする

「どうしたの?顔赤いよ?」

「そ、そうか?日焼けじゃね?」

「あーそうかもね。そう言えば柳下君とめぐみって名前一緒じゃんね」

お揃いだねーと犬に話しかける竹内はすごく可愛い

「可愛い」

「え?」

「え、や、あの、い、犬がな!可愛いなっておもって…」

やべぇ
口に出してた

「やっぱり?家の子超可愛でしょ」

竹内はめぐみを抱き締めて頬ずりしていた


ちくしょー
めぐみ、そこ変わりやがれ

そして俺達は他愛もない話をした

幸せすぎる
この時間がずっと続けばいいのに

「じゃああたしもう行くね」

「あぁ、じゃあな」

「うん。また明日学校でね」

「おう」

ばいばーいと言って竹内は俺に手を振って犬とも帰って行った

「また明日か…」


よっしゃー!!
竹内と喋っちゃったぜ
うわ
絶対おれ今ニヤけてる
賭けてもいいぜ
100円だけだけど

「今日は良い1日だったな」


恵って名前でよかった




********
言い訳

クラスメイト片想い中

女の子はまだ気付いてないっす


ちょ、今度書き直すから石なげないで

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あきゅろす。
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