彪のお話
墓穴掘り犬*
「ただいm「うわぁぁあんやっと帰って来やがった」
俺に泣きながら突進してくる愛犬を俺は抱き止めた。
「また、泣いてたのかよ」
「別に泣いてなんてねぇし、寂しかったとか思ってねぇし」
いや、誰もそんな事聞いてねぇし。だけど何時もの事なので俺は愛犬の頭を撫でた。
「あーよしよし。泣くな泣くな」
「だから泣いてねぇって言ってんだろ」
本当面倒くせぇ
「ほら、今日はお前の好きなホネッコ買ってきてやったから」
ホレ、とホネッコを差し出す。
「最近構ってやれなくて悪かったな、わん太」
「構って欲しいなんて別に思ってねぇし」
こいつ…。溜め息がでた
「解った解った。食うだろ?」
「食う!!」
「お座り」
「お手」
「おかわり」
わん太はくりくりした眼をキラキラさせながら、俺を、否、ホネッコを涎を垂らしながらガン見していた
「待てよ」
ちょっと悪戯してみる。
わん太の目の前でホネッコを右左と動かす。
すると、わん太は顔だけホネッコが動く方に動く。
……面白れぇ
「よし、ハグ」
「わん!」
わん太は勢いよく俺の胸に飛び込んだ。
「もぐもぐ」
「美味いか?」
「おう!……あのさ、」
突然、もごもごと話ごもるわん太
「あ…ありがとな」
顔を真っ赤にしながら伏し目がちぎゅうと抱き着くわん太
「顔、真っ赤だぞ?」
「うっせぇ!こっち見んな」
*****
言い訳
主人×ペット。
因みにわん太君はポメラニアンを想像した\(^o^)/
解った。土下座するOTL
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