泰権連載
6
今日は朝から周泰は孫策と蒋欽と共に新しい船の点検をしていた。
蒋欽達が仲間に加わった事で、武器や船を揃えたりと兄は何かと忙しかったのだが、それもようやく落ち着きを見せていた。
時折、孫策は遠方まで出て行く事がある。
それは近隣の山賊や江賊の討伐の為で、長い時は半月も出ている事もある。

「兄上、また出かけるのですか?」
孫権は孫策に歩み寄り問う。
振り向いた孫策は少し苦笑を浮かべながら答えた。
「ああ、今回は結構デカい所だからいつもみたいに黄蓋や韓当達は置いていけねぇんだ」
いつも孫策が出かける時には、城の守りの為に数名残して行くのだが、それが出来ない程の相手なのだろうか。

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