泰権連載
5
「随分と慣れたみたいだな」
蒋欽が声をかけると、周泰は微かにこちらに視線を向け静かに言った。
「・・・そうだな」
まだ満足してはいないのか、周泰はまた刀を振りだした。



周泰が弧刀を満足に扱えたと自身で認めたのは、周泰が18になって少し経ってからだった。
周平に言わせれば頑固なのだと言う。
その頃に、蒋欽に新しい家族が出来た。
妻を娶り、子も出来た。
周泰や周平もモテるが、2人ともあまり興味が無いようだ。
今日も剣技の腕を磨いている。

[前][次]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!