泰権連載
1

思えば、己の軽率さが招いた結果だった。


周泰の頬から流れる血の、鮮やかな色が未だ孫権の瞼の裏から消えてくれない。
そんな中、偶然にも聞いてしまった周泰と医者の会話。


「もう左目は元には戻らない」


思考が巧く働かない。
呼吸をする事すら一瞬忘れ、孫権はただその場に立ち尽くした。











あぁ、神様。


償えるモノならどうか罰を・・・。



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あきゅろす。
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