泰権連載
3
「誰か・・・孫権が悩みを打ち明けるような相手は?」
「さあな・・・・・・俺やお前以外には・・・」
孫策にも解らない。
孫権は孫策と違い人見知りが激しく、悩みを打ち明ける程そこまでの仲の人間が居るのか、全く知らないのだ。
「周平殿ならどうだ?年も近いし話易いんじゃあないか?」
「周平か・・・」












「私が・・・ですか?」
「悪ぃが頼まれてくれねぇか?」
周平は急な呼び出しにも驚いたが、頼まれた内容にも驚いてしまった。
その内容は、孫権が何を思い詰めているのか調べてほしいとの事で、周平にとっては疑問符を浮かべるような内容だった。
孫権が兄である孫策の事を尊敬しているのも知っているし、それと同じぐらい周瑜を尊敬している事も周平は知っていた。

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あきゅろす。
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