泰権連載

「そうかい・・・お兄さんがねぇ」
珠香は親身に話を聞き、仲間に探して貰うように頼んでみると言った。

「今は安静にしてな。お兄さんはなんて名前だい?」
「・・・・・・周泰・・・と言います」

珠香の言葉を鵜呑みには出来なかったが、今は体調を整える事が先決だ。

周平は身体を地に預け、瞳を閉じた。








周平が次に目覚める頃、運命は巡り、時代が微かに動き出した。

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あきゅろす。
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