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始まりの鐘2




「……今から10分間休憩!!レギュラーは部室に集合!!」


外ではテニス部が練習に励んでいた。
勿論テニス部だけではなく、他の運動部でも。


テニス部員は各自休憩に入り、レギュラー達は部室へ集まっていく。


幸村がレギュラーが揃ったのを見て、話し始める。
「………集まったみたいだね。じゃあ、今度の合宿の…

キーンコーンカーンコーンー…

…チャイム?」


レギュラー達の中でざわめきが起こる

「こんな時間にチャイムなんて鳴るか?」
と丸井

その問いに切原が
「ていうか今何時っスか?」
と聞き返す。

「…4時44分じゃよ」
それに答えたのは仁王

「気味が悪いですね…」
眼鏡を中指で直しながら柳生が言う。



「静かにしてくれないかな?(黒笑」


「「「「はいっ!!」」」」


幸村の一言で静まるレギュラー。


「まったく…10分経っちゃったじゃないか。合宿の話はまた帰りにするから。
コート戻るよ。」

ぞろぞろと部室を出る。


ふと、幸村が異変を感じる。
「………?」

先にコートへ走って行った切原と丸井が戻ってくる。

「ちょ…!!部員が全員いないんスけど…!!」



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