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か〜いなPの長編小説
怒る時
刹那「どういうことだ!!」


黒服「貴様に説明する暇はない!!!」


黒服の男はそう言って、集団で刹那のことを囲んだ。


亜美「兄ちゃん!」


刹那「とりあえず、隠れてろ」


刹那は亜美達をヒョイと持ち上げると、近くの段ボールの中に入れた。


黒服「おや?死にざまを見せないようにしたのか?」


刹那「…黙ってろ…」


刹那は怒りに震えていた…。


刹那「…お前ら…亜美達を調査するとか言ったな?」


黒服「ああ、クローン人間の実態を調べ…世界を繁栄させ…!」


黒服がそう言った瞬間、刹那から殺気が出た。


刹那「世界を繁栄?ふざけるなよ…」


黒服「な、なんだ!?」


黒服達は刹那を見て震えた。いや威圧された。


刹那「クローン?成功体?」


刹那はそう言って拳を握り…。


刹那「くだらない物を考えるんじゃねえよ!!!!」


刹那の怒号が周りに響く、そしていくつもの殴打の音。


亜美「何が起きているんだろうね…」


真美「さあ…」


2人は段ボールの中、外の様子が全く見えなかった…。


外は…。


刹那「…………」


刹那によって…血の海ができていた…血はすべて…あの黒服である。


刹那「逃げたか…」


黒服の集団は逃げてしまったらしい、近くには車の破片がある。


刹那「ち…」


刹那は亜美達の入った段ボールを持ちあげて、家へと帰って行った。


刹那「亜美、真美、一回家に来てもらうぞ」


真美「うん」


亜美「見てほしい物があるから…」


亜美達は段ボールに入りながら答えた。


買い物袋を忘れたのを刹那はすっかりと忘れている。

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