か〜いなPの小説
初釜
年明けて3日間、アイドル達は年末に新年の番組の収録をして、正月を家で過ごしていた。
アイドル達の中で、雪歩はプロデューサーを家に呼びだしていた。
「…プロデューサー…遅いなぁ…」
時計を見る
10時ごろに家に来てください、とメールを送ってちゃんと行くと帰ってきたのに…こないなぁ。
私はお茶を入れて飲んでいた。
「おかしいなぁ…」
プロデューサーは約束の5分前には必ず来る人だ、デートなどの時は30分前に集合場所にいる人、遅れるなんて無いのに……まさか…風邪でも引いたんじゃ…。
「お嬢!」
「ひ!」
私がプロデューサーのことを考えていると、お弟子さんの人が襖を開けてやってきた、私は驚き、後ずさりをした…うう…男の人は苦手だよぅ…。
「お嬢に会いたいと言う人がきました…」
「…誰ですか?」
前ファンの人が家をつきとめて来た時は怖かったなぁ…お弟子さんとお父さんがファンの人と話しあいをして追いだしたらしいけど…。
「…プロデューサーと言っていますが、服装がスーツ姿ではないので拘束してます」
「あの…顔とか…わかりますか?」
拘束までするなんて…やり過ぎだよ…。
「…プロデューサー殿そっくりでしたね」
「なら今すぐ連れてきてください!」
私は大声でお弟子さんに言った、お弟子さんは少し驚いた顔で部屋から出て行った。
「…今度ゆっくりお話ししようかな…お父さんと…」
プロデューサーが家に来るたびに拘束されるなんて嫌だし…
数分後、顔を真っ青にしたプロデューサーがお弟子さんと一緒にやってきた。
「プ、プロデューサー、怖い思いをさせて…ごめんないぃぃぃ…」
私はプロデューサーに向って頭を下げた。
拘束されるなんて怖い思いをさせてしまったから当然のことだ、顔を真っ青にしているし…。
「あー…雪歩、そんなに謝らなくて良いからな、拘束なんて…慣れてるから…」
「え…」
な、慣れてる?まさか縛られているのを…
「わー!俺はそんな趣味は無いぞ!伊織の家や貴音の家に行った時必ず拘束されるんだよ!」
「え?」
し、四条さんや伊織ちゃんの家に行ったときに?なんで…
「あそこの家の執事さんやじいやさんに問い詰められるんだよ「お嬢様とはどんな仲なのか!?」と、凄い迫力でな」
プロデューサーが苦笑いしながらそう言った、ああ、だから伊織ちゃんと貴音さんの家に送り迎えをするのを嫌がっていたんですね…。
「まあ…話はこれくらいしにして…飲みましょうか」
「ああ、新年早々、アイドルが入れてくれたおいしいお茶を飲める俺は幸せだよ」
「ふふっ、上手いことを言って何もないですよ〜」
私はプロデューサーの言葉に照れながら、慣れた手つきでお茶を入れる。
今年一番最初にお茶を入れるのはプロデューサー、去年から決めていたことだ。
「………」
私は静かに、お茶を混ぜる、プロデューサーも静かにして、正座をした。
「…どうぞ」
「どうも…」
私の出したお茶をプロデューサーはゆっくりと、味そ確かめるように飲んだ。
「なかなかの腕前で…」
「ふふ……」
「「あはははは」」
私とプロデューサーはなぜか笑った、お互いの口調が面白かったのか、わからない。
「…おいしいですね…ふふっ」
「…そうだな」
私とプロデューサーはお互い寄り添いながらお茶を飲んだ、えへへ…なんか夫婦みたいだな…。
今年も…プロデューサーと平和に過ごせたら良いな…。
おまけ
「行かせろ!!!あの小僧を一発…」
「お、親方!抑えてください!!!」
プロデューサーと雪歩のやり取りを聞いていた(盗聴)していた雪歩父は怒り狂っていたそうな…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はい、雪歩ssでした、やはり後半が駄目ですね…はぁ…。
雪歩はキャラ的に好きなんですけど…やっぱり書きづらいですね、響よりはマシですが…。
うーん…雪歩のキャラ慣れなきゃ…。
雪歩「後半のひどさはなんなのかな?」
か〜いなP「すいません…でした」
雪歩「美希ちゃんより酷いような…」
か〜いなP「キ、キノセイジャナイカナー」
美希「どっちもどっちで酷いと言うね…」
か〜いなP「げぇ!美希!」
雪歩「そっちも酷かったんだ…」
美希「うん、作者が予想以上に駄目でね…」
か〜いなP「…ごめんなさい駄文ばっかで…」
雪歩「そんな作者にはもっと罰を…」
美希「あ、良いかも」
か〜いなP「それやめてええええええええええ」
雪歩「締めるですぅ」
か〜いなP「駄目作者の駄文を見ていただきありがとうございました」
雪歩「次回ssも頑張るそうですので見に来てやってください」
か〜いなP「できれば拍手、感想、コメントをお願いします…」
雪歩「作者のやる気向上のために…お願いします」
雪歩「また見に来てくださいね?待ってますからね…プロデューサー…今度一緒にお茶を飲みましょう…」
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