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か〜いなPの小説
美希誕生日ss 冬の前に…
 秋の寒さも厳しくなってきたある日、美希は学校へも事務所にも行かずに、家でごろごろしていた。


 「暇なの…」


 美希は自室のベットの上で大好きなおにぎり型のソファーを抱きしめながらそう呟いた。
 いつもなら、学校に登校しているか、事務所に行って、レッスンか仕事をしているはずなのだから、このような暇な時間は久しぶりなのだ。


 「もうひと眠りするの…おやすみ…」


 美希は布団をかぶって、またも寝ようとしたところ…


 バン!!!


 「美希!!いい加減起きなさい!!!」


 「あふぅ…お姉ちゃん?いきなりお部屋に入るのはどうかと思うな、普通ノックをするの」


 部屋の扉を蹴って入ってきたのは美希の姉、星井奈緒だ、その顔は慌てている顔をしていた。
 そんな自分の姉を美希は白い目で見ていた、自分の楽しみを止められたからだ、ある意味当然である、時刻が11時を過ぎていなければいいのだが。


 「…美希、今日何の日か忘れたの?」


 「…?何?」


 奈緒が呆れながら美希にそう聞いてきた、美希はまだ頭が回らないのか、ぼーっとしている。


 「…プロデューサーさんが来てるよ、待ち合わせ場所に着てないから、迎えに来たって…」


 「ハニーが?…………ああああああああ!!!」


 美希は突然大声をあげた、実は今日美希はプロデューサーとデートなのだ。


 「…やっぱり、忘れてたんだね…」


 「今すぐ着替えるの!ハニーにはリビングで待っててって言っといてほしいの!」


 美希はベットから飛び降りて、クローゼットを開けて、急いで着替え始めた。


 「はいはい……しかし…本当に美希はスタイルが良いわね……くっ…」


 部屋を出て行く際、奈緒は美希のスタイルを見て、どこかの誰かさんの様なことを口にした、妹に負けるのは相当悔しいだろう。


 「…これでOKなの!」


 美希はいつもの服装に着替えて、リビングへと走った、そこには…


 「あ、コーヒーおかわりください」


 「はいはい、わかりましたー」


 コーヒーを飲んでいるプロデューサーとコーヒーを入れる奈緒の姿があった、美希はこの光景を見た瞬間、走り出した。


 プロデューサーに


 「バカーーー!!!!」


 「ぶは!」


 「み、美希!何してるの!」


 美希はプロデューサーに突撃し、プロデューサーにタックルをした、プロデューサーは軽い声をあげて、床に倒れた、奈緒は美希に注意をするが聞いていないようだ。


 「ハニーのバカ!浮気して…それもお姉ちゃんと…」


 「「………はぁ?」」


 美希の言葉に奈緒とプロデューサーは呆れ声をあげた、美希は涙目で喋り始めた。


 「美希に飽きたんだね…美希がデートをすっぽかしたのに怒って…でもなんでお姉ちゃんなの…」


 「あ、あの美希?話を…」


 「…嫌われても仕方ないよね…でもなんでお姉ちゃんなの…?美希のほうがおっぱい大きいし、ハニーのことよく考えられるのに…」


 さりげなく奈緒のことをバカにしている美希、プロデューサーは上着を羽織っている。


 「…ねえハニー…話くらい…」


 「はい、美希行くぞ―」


 プロデューサーは美希の手を握って、奈緒に挨拶をして美希の家を出て行った。


 「…行ってらっしゃい……負けた…負けた…妹に…はっきり言われた……」


 奈緒は部屋のど真ん中で悲しんでいたとか…。


 「…ねえハニー…」

 
 「ん?」


 家を出て少ししたところにある並木道を歩いている2人、すると美希がぽつりとプロデューサーのことを呼んだ。


 「美希に飽きちゃった…?お姉ちゃんに惹かれた?」


 「…はぁ?美希…どうした?」


 美希の言葉にプロデューサーは呆れ果てていた、美希は涙目である。


 「だって…リビングで楽しそうにお話ししてたし…」


 「あれは美希のことを話していたんだよ、事務所でどんな風なのか―とかな」


 「…え?」


 「じゃあ全部…美希の勘違い…?」


 「そういうこと」


 美希は口をぽっかり開けて、固まったがすぐにプロデューサーの腕に抱きついた。


 「み、美希!人に見られたら…」


 「大丈夫なの!それに今はとっても寒いから…カイロ代わりにさせてほしいの!」


 美希は満面の笑みでプロデューサーに頼む、この顔に弱いプロデューサーは…。


 「わかったよ…もうすぐ冬だからな…」


 腕に抱きつくのを許可するプロデューサーであった…。


 もうすぐ寒い寒い冬を迎える…この2人ならそんな寒さでも大丈夫だろう、どんな寒さでも耐えられそうだから…。


 「ねえハニー、遅刻しちゃったけど…どれくらい待ってたの?」


 「…4時間」


 「え!?」


 …プロデューサーは超人なのだろうか…









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜
 はい、美希誕生日ssです、今回は比較的頑張りましたよ?…駄文ですがね。
 さて今回、実はこたつという題材を使って書こうと思ったが没にしてみました、なぜでしょうね、こっちのほうが良いんですよね。
 こうやって自由に書くのが良いですねぇ…。



美希「駄文なの」


か〜いなP「…ですねー」


美希「普通すぎるの」



か〜いなP「普通なのが俺の特徴らしい」


美希「普通は春香だけで十分なの!」



のヮの「ぐは!」


か〜いなP「…今何か聞こえたような…」


美希「気のせいなの!もっといい作品を書くの!」


か〜いなP「へいへい…頑張って書きますよ…と言ってももうすぐテストだから書くかわからないがな」


美希「へ?」


か〜いなP「そゆこと〜」


美希「締めるの―」


か〜いなP「駄目作者の駄文にお付きあいいただきありがとうございました」


美希「次回ssも頑張るみたいだからで見に来てほしいの」


か〜いなP「できれば拍手、感想、コメントをお願いします…」


美希「作者のやる気向上のためにお願いしますなの…」


美希「後!美希の誕生日をお祝いしてくれてありがとうなの!これからもずっと一緒だよ!ハニー♪」


美希「また見に来てね?待ってるからね…ハニー♪」

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あきゅろす。
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