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雨上がりの空に
梅雨特有の、灰色の空を見上げながら紫煙を吐き出す。
『おーいっ。…おーいってばっ』
いってっ
後ろからタックルされて、金網に押し付けられる。
邪魔すんなよっ。
『いいじゃん』
よくねぇ。しがみ着くなっ。
『だって2人の時は、いいんだろ』
振り向けば、爽やかな笑顔の割に、腕を回す位置はおだやかじゃない。
『…十代目…戻るまでだからな』
どうして、こんなやつをオレは甘やかすのか?
とりあえず、新しいヤニで頭冷やそう。
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